遠出せず、自宅近くの川で手軽に魚と遊べる淡水ルアー小物釣り。アジングやエリアトラウトの道具も流用でき、仕事前後の短時間でも楽しめる。今回はオイカワとカワムツの狙い方から、筆者が使用しているタックルや実績ルアーまで紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
身近な川で淡水小物ルアー釣り
ガソリン代や釣具など、何を取っても値上げが続き、数年前と比べると1回の釣行費用も馬鹿にならなくなってきた。今年の夏は特にそれを痛感している。
そもそも私が釣りに求めるものの根底には「手軽に遊べる」という考えがある。小学生のころに地元で追いかけたフナをはじめ、オイカワやカワムツといった里川に暮らす魚を釣ってきた。
最近「チャビング」という言葉が注目を集める中、原点回帰というわけではないが、今住んでいる地域の魚をもっと知りたいと思うようになった。
淡水小物ルアー釣りは手軽さ
淡水小物ルアー釣りでは、オイカワやカワムツ、ヌマムツなどの身近な淡水魚をルアーで狙う。近年は専用タックルも販売されているが、エリアトラウト用のルアーなどを活用すれば、手持ちの道具でも楽しめそうだ。
何より魅力なのは、仕事前や仕事終わりに地元でフラッと楽しめること。少し早起きしてロッド1本を持ち、自転車で数百m走るだけで魚の顔を見ることができる。正直、これ以上お手軽な釣行はないのである。
オイカワは流れのある場所を狙う
小学生のころ、エサを使って狙っていたときは深く考えずに釣っていた。しかし、改めてルアーで狙ってみると、魚によって好む場所が違ったり、「ここは鉄板だろう」と思ったポイントに意外と魚が少なかったりする。いい意味で自分の期待を裏切ってくれるところも勉強になる。
私がいつも釣りをする場所には淵や瀬などがあり、それぞれで魚の反応にも違いが見られる。オイカワは比較的流れの速い瀬や浅い場所で釣れることが多い。産卵期前になるとオスとメスを見分けやすくなり、私の釣行ではオス3:メス7くらいの割合で釣れている。
狙いたいのは、きれいな婚姻色が出て、顔が黒く追星が見られるオス。しかし、婚姻色の出たオスは時間帯や日の陰り具合によって、釣れるときと釣れないときの差が大きいように感じる。一方、メスは小型から中型まで果敢にルアーへアタックしてくることが多い。
念願の婚姻色の出たオイカワ(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)カワムツは淵や緩い流れに多い
オイカワに対して、淡水小物ルアー釣りのメインターゲットとなるカワムツは、私の釣り場では淵や緩やかな流れで釣れることが多い。また、オイカワよりも好奇心や攻撃性が強いように感じている。
釣れるオスとメスの割合は、おおよそ5:5。その場所にいる強い個体からルアーへアタックしてくることも多い。オイカワとカワムツが混在している場所では、先にカワムツが釣れることが多いように感じる。
緩い淵やトロ場で釣れる(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)アジングタックルを流用
淡水小物ルアー釣りのいいところは、専用タックルだけでなく手元にある道具を流用して楽しめる点にもある。
私の場合はアジングタックルをベースに、移動しやすいパックロッドを活用している。軽量スプーンを中心に使う場合はブリーデン「トレバリズム KYABIN 410」のチタンティップモデル、プラグを使う場合は34の5本継ぎ「SFR-58」を使用している。
リールは1000番を中心に、スプーンではエステルライン0.25号、プラグではPE0.25号を使用。リーダーはどちらもフロロカーボン0.6号を基本としているが、場所によってはブラックバスがヒットすることもあるため、0.8号を使う場合もある。
フックは袖バリ4号を使用
ルアーに標準装備されているフックでは、魚の口のサイズに合わないことが多い。そこで私は、エサ釣り用の袖バリ4号を中心に自作したアシストフックを使用している。
作り方については別の機会に紹介するとして、手軽に試すなら、市販の糸付きバリをルアーのリングへ結び、適度な長さにカットするだけでも十分だ。
淡水小物ルアー釣りの実績ルアー
最後に、私が淡水小物ルアー釣りで使用しているおすすめルアーを紹介したい。カワムツ、オイカワの両方で実績を上げているのがスプーンだ。
私はエリアトラウトにもよく釣行するため、手持ちのスプーンを流用できないか試行錯誤した。その中でたどり着いたのが、ロデオクラフト「ノアJr. 0.9g」。飛距離や泳ぎも申し分なく、流れのある場所でも扱いやすいため、トータルでバランスがいいと感じている。
カラー
カラーでは特にゴールド系への反応が良く、片面だけにゴールドが入った、エリアトラウトでいう「金残しローテーション」で使うカラーでもよく釣れている。次回は、実際の短時間釣行の様子をお届けしたい。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>


