青物が釣れ出したとの情報をキャッチし、8月15日(土)、妻と駿河湾へボート釣りに出かけた。今回はコマセ五目釣りを楽しみながら、定番の付けエサ「オキアミ」と、今春発売された「ハイブリッドクロス」を同時に使用。果たしてどちらがよく釣れるのか、実釣で比べてみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
夏の駿河湾でコマセ五目釣り
7月に楽しんだ駿河湾での中深場釣りを再び計画していたが、当日は朝のうちが雨予報で海況も芳しくない。そこで深場は諦め、ソウダガツオなどの青物も釣れ始めている比較的穏やかな浅場で、コマセ五目釣りを楽しむことにした。ポイントはマリーナからほど近い我入道沖のヒイチ根周辺と、沼津港沖の水深30~50m前後。
青物に加えてマダイやクロダイなども期待できる。ミンコタ・アイパイロットをスポットロック(定点保持)モードにして、同じ場所でコマセを効かせる作戦だ。コマセにはアミコマセをメインにオキアミなどを加えた。
当日使用した付けエサ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)オキアミとハイブリッドクロス
今回もう一つ試してみたかったのが、付けエサによる釣果の違いだ。用意したのは、コマセ五目釣りでは定番中の定番であるオキアミと、今春発売された「ハイブリッドクロス」の有頭エビタイプ(M)。
オキアミは「エビシャキ!」に漬けた後、フィッシュフォーミュラー「KAIRI DMPT サシエ用」を数滴加えて使用した。
そのほか、妻の置き竿用としてサンマの切り身も用意した。
画像説明文入力位置(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)ヒイチ根で第1投からヒット
早朝、沼津市内からマリーナへ向かった。到着時にはまだ大粒の雨が降っていたため、しばらく車内で待機。小雨になったところで愛艇「Wisteria」に荷物を積み込み、7時に出航した。航程30分ほどで我入道沖のヒイチ根周辺、水深57mに到着。
ちょうど潮止まりから下げ潮が動き出す時間帯だった。筆者は2本針仕掛けの一方にオキアミ、もう一方にハイブリッドクロスを付けて投入する。すると第1投からアタリ。上がってきたのはソコイトヨリで、オキアミを付けたハリに掛かっていた。
第1投でソコイトヨリ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)妻も第1投からマアジを釣り上げ、「ヒイチ根釣れるね!」と喜んでいる。
妻にもイトヨリがヒット(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)さらに筆者には強いアタリが到来。水面付近で派手に暴れたのはマルソウダだった。
マルソウダもキャッチ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)こちらもオキアミを付けたハリに掛かっていた。一方、妻には重量感たっぷりの魚がヒット。マルソウダかと思いきや、姿を現したのはホシザメ。
妻にはホシザメがヒット(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)サメが寄ってきたこともあり、ポイントを移動することにした。
我入道沖でマアジ追加
次は同じ我入道沖の水深37mへ。ここでも筆者は第1投でソコイトヨリを釣り、続いてマアジもキャッチ。いずれもオキアミを付けたハリに食ってきた。妻はサンマの切り身をエサにした置き竿でカマスをキャッチ。
サンマの切り身にはカマス(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)そして筆者にも、ようやくハイブリッドクロスでマアジがヒットした。時刻は10時30分。下げ潮が効いているうちに、もう一つの目的地である沼津港沖へ移動した。
仕掛け変更でマアジ入れ食い
沼津港沖の水深48m付近では、第1投にタマガシラが釣れたものの、その後が続かなかった。そこで、沼津外港の防波堤沖へ移動。水深33mで釣りを始めると、まだコマセが十分に効いていない第1投からマアジがヒットした。
沼津外港沖へ移動(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)ところが、その後は電動巻き上げで3連続バラシ。魚影は濃そうなので、2人ともマダイ用のロングハリスから、全長2mのマアジ用3本針仕掛けへ変更した。
マアジ用の3本針仕掛け(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)さらにハイブリッドクロスは赤タンほどの大きさにカット。魚が掛かった後は電動ではなく、手巻きでゆっくり巻き上げることにした。この変更が奏功した。コマセを振ってタナで待つと、マアジが入れ食い状態に突入。筆者は最初のアタリですぐに巻き上げず、追い食いを待つことで3連掛けにも成功した。
マアジの3連掛けに成功(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)妻も一荷でマアジをキャッチし、船上は一気に活気づいた。
その後はマサバやソコイトヨリも追加。潮止まりとなる13時ごろになってもアジの勢いは衰えなかったが、13時30分にコマセがなくなり納竿とした。
夫婦でマアジ35匹をキャッチ
最終釣果は、筆者がマアジ17匹、マサバ1匹、マルソウダ1匹、ソコイトヨリ3匹、タマガシラ1匹。妻はマアジ18匹、ソコイトヨリ1匹、カマス1匹、ホシザメ1匹だった。夫婦合わせてマアジ35匹を中心に、多彩な魚種をキャッチ。夏の駿河湾らしい五目釣りを満喫することができた。
エサ対決の結果は?
さて、今回のもう一つのテーマだった「オキアミVSハイブリッドクロス」。結果を振り返ってみよう。前半の我入道沖を中心とした釣りでは、オキアミでソコイトヨリ2匹、マアジ1匹、マルソウダ1匹、タマガシラ1匹をキャッチ。
一方、ハイブリッドクロスではマアジ1匹だった。さらに沼津外港沖の入れ食いタイムでは、オキアミでマアジ14匹とソコイトヨリ1匹。ハイブリッドクロスではマアジとマサバが各1匹という結果になった。
オキアミに軍配
今回の釣行に限れば、明確にオキアミに軍配が上がった。特に印象的だったのは、マアジが単発で掛かった場合、そのすべてがオキアミだったこと。ハイブリッドクロスはハリに残ったままというケースもあった。
今後も検証継続予定
ただし、今回の比較だけで両者の釣れ具合を断定することはできない。ハイブリッドクロスは有頭エビタイプを使用した一方、オキアミには「エビシャキ!」やフィッシュフォーミュラーを使用しており、条件は完全に同一ではないからだ。
また、ハイブリッドクロスには再冷凍して使用できるというメリットもある。エサにバリエーションを持たせる選択肢として、今後も違った条件で試してみたい。
小アジの刺し身が絶品
釣った魚は山正鮮魚部に持ち込んで捌いてもらった。小アジは刺し身にしてもらったが、クセがなく程よく脂が乗り、驚くほどの美味しさだった。また、血合いの多さなどから敬遠されることもあるマルソウダは、茹でた後に醤油などで甘辛く煮る「なまり煮」に。こちらも絶品だった。
釣った魚を美味しくいただいた(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)これから秋に向かう駿河湾では、マダイや青物、アマダイ、根魚など多彩なターゲットが狙える。筆者としては次回、深場でオニカサゴやアカムツ、クロムツなども狙ってみたい。
<藤倉聡/TSURINEWSライター>
出船場所:ヤマハマリーナ沼津

