沖縄県の県魚に指定されているグルクンを鹿児島県で釣ってみようと出掛けてみた。グルクンは和名タカサゴ。大きさは20cmから30cm。皮目にうまみがあり焼霜造、空揚げ、塩焼き、いろんな調理法があり何にしてもおいしい。生きている時は緑色を帯びていることが多く、興奮すると赤くなり死ぬと赤くなる。フカセ釣りでも釣れる。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)
沖磯でグルクンを狙う
7月25日午前5時30分、鹿児島県肝属郡南大隅町田尻漁港を鶴丸で出港。メンバーはクラブキザクラ鹿児島の粕屋さんと私。南東に約10分走り船長の勧めで「セゲンの3番」に上がる。私が船着きに、粕屋さんが西側に20mほど離れて釣座を構える。熱中症対策のビーチパラソルで日陰を作り、ファン付きウェアを着用。
フカセ釣りのタックル(作図:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)まきエサは、チヌ用大粒オキアミ生1角にボイルオキアミ1角、爆飛マスターグレ2袋とGMAX1袋を持ってきているので半分を前半用に混ぜ合わせる。
チヌ用大粒生オキアミは、粗く刻むことでオキアミの粒にばらつきができてつけエサが目立たない。ボイルオキアミはオキアミ生に比べ身が硬いので小さなエサ取りに食べられる時間が長くて下まで届きやすく暑さにも強い。爆飛マスターグレは超遠投が簡単にできる。GMAXは大粒の甘い香りのスロープに魚を引き込む。
つけエサはエサ取りに強い順に生イキくんムキミ、生イキくん半ボイルLサイズ、生イキくんforPROのLサイズを準備した。
1投目からグルクン登場
当日は中潮。満潮が午前2時40分、干潮が10時ごろ。下げ潮が田尻漁港へ向かってゆっくり西に流れている。6時30分、釣り開始。オヤビッチャなどのエサ取りが多いと予想していたが意外と少ない。足元に入れたまきエサが西に流れる。潮下にいる粕屋さんの釣座のさらに西には大きな沈瀬があり2人分のまきエサがブロックされ溜まる。
ポイント概況(作図:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)粕屋さんは1投目からグルクンを上げる。グルクン釣りが初めての粕屋さんにグルクンが釣れて案内役の私はほっと胸をなで下ろす。朝マヅメの活性が高いグルクンが増えて群れている。粕屋さんは時折30cm級を交えて毎投グルクンを釣り上げ「グルクンしか釣れません」とぜいたくなことを言う。
グルクンが釣れない私は焦る。まきエサの筋を変える。釣座の東20mにある磯ギワのサラシが沖の潮目に引かれて伸びて正面の潮目と合流。まきエサを東のサラシの付け根に多めに入れて正面の潮目に少量のまきエサ。そこへウキのアイスタイルベッピンを投げるとゆらゆらと沈み加速した。アタリだ。
アワせるとサオ先が曲がる。魚は深みに逃げるがサオを曲げたままリールを巻くと寄ってくる。25cmくらいのグルクンだ。連続でグルクンが掛かりぶり上げる。
グルクン26尾キャッチ
10時、干潮を迎えるとグルクンは消え、イスズミが増えた。粕屋さんは沈瀬の向こう側に仕掛けを投げて尾長(オナガ)グロ35cmを釣って笑顔。上げ潮の勢いが増すと再びグルクンが寄ってきたが食いは渋くハリを吐き出す。
尾長グロキャッチ(提供:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)対策をする。仕掛けの違和感を少なくするためにハリを勝負グレの6号から4号へ。ハリス2号を1.5号へ、ハリスの長さを1mから1.5mへ、ウキ下にガン玉の6号をかみつけてウキが沈みやすくする。つけエサは生イキくんforPROを使う。再びグルクンがぽつりぽつり釣れる。
好釣果にVサイン(提供:週刊つりニュース西部版APC・新増初生)熱中症を避けるために正午すぎにはサオをたたみ磯のまきエサを洗い流した。結果、私にグルクンの23~30cm26尾、粕屋さんはグルクンの30cm級のみ8尾キープ、それ以下はリリース、尾長35cmなども釣った。
夜はグルクン料理にお酒が進んだ。沖縄方言「でーじ、まーさん」(すごくおいしい)グルクン釣りは秋まで楽しめる!
<週刊つりニュース西部版APC・新増初生/TSURINEWS編>


