連日ほぼ30度超えの真夏日となり、場所や時間帯にによっては体温超えも珍しくなくなった。こうなると思うのは「どこか涼しいところはないかなぁ」だろう。ならば長野県東筑摩郡麻績村にある聖湖はいかが。標高1000mの高地に湖面があり、真夏の晴天でも30度を超えることはめったにない。桟橋が整備され足場がよく、しかも魚影が濃いので老若男女問わず手軽に数釣りが楽しめる。首都圏から約3時間だが高速出口から至近なので、意外にアクセス良好なのもうれしい。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース・編集部)
聖湖の概況
長野県東筑摩郡麻績村にあり湖面標高は約1000m。下界が35度超の猛暑日であっても同湖なら30度前後と涼しい。湖一帯は聖高原として開発されウインターシーズンはスキー、夏のグリーンシーズンには登山やトレッキングなどが楽しめる一大リゾート地として県内をはじめ遠方からも多くの観光客が足を運ぶ。
聖湖の概況(作図:週刊へらニュース・編集部)聖湖はその中心に位置し、長野県を代表するヘラブナ釣りのメッカとしてその名を馳せている。記者も夏になると決まって足を運び、ヘタクソながら数釣りを思う存分楽しみつつ、帰路は信州そばに舌鼓を打っている。
7月18日時点で水位は満水。釣況は好調で平日なら50枚以上、腕達者な方なら束釣りも狙えるほど魚の活性は高い。
ポイント
湖面には街道(74)、一本杉(32)、白樺(67)、崖(50)、公園下(39)の各桟橋(数字は定員)が架けられてあり、桟橋以外からの釣りはブラックバス釣りを除き不可。また各桟橋とも竿は21尺以内でタナや釣り方は自由。
一本杉桟橋(提供:週刊へらニュース・編集部)人気なのは駐車場から至近の一本杉または公園下桟橋で、とくに前者は平日でも多くの釣り人でにぎわう。
公園下桟橋(提供:週刊へらニュース・編集部)どの桟橋でもアタリはもらえるが、常日ごろからエサ打ちしている桟橋ほどアタリ出しは早い。そう言った観点から順位付けすると一本杉、公園下、白樺、崖の順で街道桟橋は水深が浅いせいか序盤のみ苦労させられるかもしれない。ただし超混雑時は話が異なり、かえって空いている街道桟橋で思わぬ高釣果が期待できるかもしれない。
奥が街道桟橋(提供:週刊へらニュース・編集部)いずれにしても釣り台不要で手軽なのでダメなら移動すればいいし、むしろ午前と午後で桟橋を入れ替えれば気分転換にもなり、釣りとしても面白いかもしれない。
釣り方とエサ
どのような釣り方でもウキは動くが、釣り込むとなると難易度は高い。とくに人災に敏感で、週末・祝日の人気桟橋ほどその傾向は強い。
空いてれば両ダンゴでバクバクにすることも可能だが、魚の奪い合いになる混雑時は並びと釣り方をそろえないなど一考が必要だろう。
事前準備として宙釣り用に竿9~13尺、底釣りなら16尺以上で、どちらに転んでもいいようにロッドケースに準備。エサも宙釣り・底釣り用の両ダンゴを準備し、保険としてグルテンとトロロ昆布などをヘラバッグに潜ませておきたい。
遊漁規則等(提供:週刊へらニュース・編集部)釣り方のメインは宙釣りで、メーター前後のタナから様子を見る。上層のヘラが口を使うならカッツケのほうが勝負は早いが、いるだけで食わないことも多々ある。その場合は深い追いせず、ある程度で我慢も必要だ。
両ダンゴで釣りきれない場合はトロ掛けセットが有効だが、これとてそう容易なわけではない。とくに混雑時ほど難易度が上がるので、その場合は竿を並びより2尺伸ばすなど、さらなる工夫が必要かもしれない。
宙の数釣りに飽きたなら底釣りにチャレンジするも面白い。ただし場所によっては根掛かりがあり、とくに風流れ時はひん繁に掛かってしまうことも珍しくない。掛かると大抵はハリスを切られてしまい、繰り返すと道糸トラブルの要因にもなりかねない。1回ならまだしも2~3回掛かり始めたら、竿替えなど着底点を変える手だてを考えたほうが無難だ。
なお宙釣り同様、エサは両ダンゴで十分。むしろ魚が上ずりやすいので集魚力のあるダンゴで、常に魚の口を下に向けるように仕向けたい。落ち込みの一発取りもキマれば面白いが、長続きさせるのは難しい。底釣りの模範的アタリを演出するようにしたほうが、時合いは長続きするだろう。
なお常連から聞いた話だが、底釣りは4~5号前後の小バリがいいとのこと。なぜと尋ねたら、上ずりやすいので小エサをテンポよく打つほうがここでは合っているとのアドバイスだった。
<週刊へらニュース・編集部/TSURINEWS編>
聖湖
料金:一日¥1500、中学生以下¥800、正午からは大人¥800、中学生以下¥500でいずれも現場売り。水曜日ならび特定日を除き配達弁当あり。

