全国各地からエギングアングラーが集う「対馬エギングサミット2026」に、今年も参加しました。春の大型アオリイカを狙うこの大会は、全国の実力者が集結する一大イベント。今年は強風による厳しいコンディションとなりましたが、仲間とともに対馬各地のフィールドを駆け巡り、一杯を求めて挑みました。競技だけでなく、環境保全や地域とのつながりなど、この大会ならではの魅力も存分に感じられた2日間を振り返ります。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・ふくしまりょうた)
全国の猛者が集う対馬エギングサミット
対馬エギングサミットは、全国から多くのエギングアングラーが集う人気大会です。しかし、この大会の魅力は釣果を競うだけではありません。大会のテーマは「100年先も豊かな海で釣りを楽しめる未来」。
タイムテーブル(提供:TSURINEWSライター・ふくしまりょうた)競技の一環として参加者全員で清掃活動を行い、海岸や漁港に落ちているゴミを回収するなど、釣り場の環境保全にも積極的に取り組んでいます。今年からは地元の子どもたちを対象とした釣り教室も開催されました。
主催者によると、「子どもたちに島で暮らすことをハンディではなく誇りに感じてもらい、将来は対馬を支える存在になってほしい」という思いから企画したそうです。釣りを通して自然の大切さや地域への愛着を育む――そんな理念が、この大会には根付いていました。
子ども釣り教室も開催された(提供:TSURINEWSライター・ふくしまりょうた)今年は私にとって2年連続の参戦。昨年の経験もあって受付や開会式では落ち着いていましたが、全国から集まった強豪アングラーの姿を見ると自然と気持ちが引き締まり、「今年こそは」と競技へ臨みました。
対馬にて(提供:TSURINEWSライター・ふくしまりょうた)強風下でポイントを探し続ける
大会前から強風予報だったため、今回のテーマは「風裏をどう見つけるか」。競技開始後は風を避けられるエリアを優先し、その中でも外洋に面したワンドや藻場が絡むポイントをランガンしました。しかし、同じことを考える選手も多く、思うようにポイントへ入れません。
ようやく入れた場所でも潮が動かず、エギを思いどおりに送り込めない時間が続きました。そんな状況で改めて感じたのが、地元アングラーの経験値の高さです。「この風ならここ」「この潮ならこのポイント」。
長年フィールドへ通い込んだからこその判断力に驚かされながら、自分も一か所ずつ丁寧に探っていきました。そして待望のヒット。ロッドに伝わる重量感から「キロアップには届かないか」と感じましたが、大会中の貴重な一杯です。慎重に寄せて無事ランディングできた瞬間は、大きな安堵感に包まれました。
貴重な1杯(提供:TSURINEWSライター・ふくしまりょうた)対馬というフィールドの魅力
対馬最大の魅力は、やはり大型アオリイカへの期待感です。どのポイントにも夢があり、一投ごとに期待を込めてキャストできるフィールドは全国でもそう多くありません。
今回は狙っていたサイズには届きませんでしたが、対馬のポテンシャルを改めて体感できました。さらに、大会を支える地元の方々やスタッフの「海を未来へ残したい」という思いにも触れ、この海が多くのアングラーに愛され続ける理由を実感しました。
得るものの多かった2日間
競技終了後は検量会場へ。優勝は5965g、準優勝5070g、3位4980gと、荒天にもかかわらずハイレベルな釣果が並び、対馬のポテンシャルの高さを改めて感じさせられました。
エギングカップ順位表(提供:TSURINEWSライター・ふくしまりょうた)私自身は納得のいく順位には届きませんでしたが、全国トップレベルのアングラーと同じ舞台で競い、多くの刺激を受けた2日間となりました。
記念撮影(提供:TSURINEWSライター・ふくしまりょうた)また、大会の理念や地域とのつながりを肌で感じられたことも、大きな収穫です。
記念撮影(提供:TSURINEWSライター・ふくしまりょうた)対馬エギングサミットは、釣果だけを競う大会ではありません。自然を守り、地域を盛り上げ、未来へ釣り文化をつないでいく――そんな思いを共有できるからこそ、多くのアングラーが毎年この地を訪れるのだと感じました。
記念撮影(提供:TSURINEWSライター・ふくしまりょうた)来年も再びこの舞台に立ち、一回り成長した姿で全国の仲間たちと再会できるよう、これからも技術を磨いていきたいと思います。
全員で記念撮影(提供:TSURINEWSライター・ふくしまりょうた)<ふくしまりょうた/TSURINEWSライター>


