6月20日に開催された「サーティフォー 2026アジングカップ福井」への参戦を予定し、前日から現地入りしてプラクティスを行った。会場周辺をランガンしながらアジの居場所を探したが、序盤は豆アジですら反応ゼロ。ボウズも覚悟した終盤、たどり着いたポイントでフロートリグに良型アジがヒット。その釣果が翌日の大会にも影響することになった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)
会場周辺でアジを探すも苦戦
アジングカップは同県内であれば自由に移動できるルールだ。小浜方面の昔よく通ったホーム的なポイントも考えていたが、大会本部があるのは越前方面の茱崎漁港。
茱崎漁港(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)高速道路を利用しても片道約1時間半以上かかるため、実釣後の帰着時間を考えると厳しい。今回も会場から1時間圏内のエリアを中心に調査することにした。19時半ごろ、夕マヅメ終盤から釣りを開始したが、予想以上に状況は厳しかった。
漁港やサーフを回りながら、ジグ単やフロートなど釣法も変えてアジの居場所を探るものの、豆アジすら反応は皆無。最近良型が釣れていると聞いていた場所も回ったが期待したような結果は得られず、「今年はこのままボウズかもしれない」と感じるほどだった。
サーフも巡った(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)当日のタックル
- ロッド:天龍 ルナキア LK822S-HT
- リール:ルビアス LT2000
- ライン:PE0・6号
- フロート:ジャッカル LGフロート シンキングL
- ジグヘッド:ダイワ 鏃ジグヘッド 0・3g
- ワーム:イージーシェイカー 2・5in
- 追加シンカー:ハリコミ小次郎 0・06g
ルナキア LK822S-HT(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)フロート2投目で尺アジ降臨!
そんな中、半ば途方に暮れながら、逆張り的に立ち寄ったポイントで状況が一変する。フロートリグを投入し、わずか2投目。
「ゴンッ」
明らかに中アジとは思えない重量感だった。
フロート用に使用している張りの強いルナキア822が、ドラグを出しながら綺麗な弧を描く。
「シーバス? チヌ? 何これ?」そう思いながら慎重に寄せてくると、姿を現したのは余裕の尺オーバーのアジだった。
余裕の尺アジ(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)リーダー変更で良型を追加
ようやく見つけた群れに期待したが、その後も簡単ではない。アタリは出るもののショートバイトや、掛かったと思った瞬間のフックアウトが続く。「何か合っていないのか?」と首を傾げる展開だった。大型特有の、一瞬だけ触るような反応に翻弄される。
そこでリーダーをフロロからナイロンへ変更。ワームをよりナチュラルに漂わせ、吸い込み時の違和感を減らして掛かりを良くする作戦に出た。この変更が功を奏したのか、その後は掛かりが多少改善。レンジやリトリーブ速度を微調整しながら良型を追加できた。
良型アジを追加(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)アクションの変化に反応か
ただ、レンジはそれほど重要ではなかったようだ。表層付近で反応する魚もいれば、ボトム付近で食う魚もいた。魚影自体は濃くない印象だったが、ショートバイトを含めれば反応は継続しており、活性そのものは決して低くなかったように思う。むしろ魚に口を使わせるきっかけ作りが重要だったのかもしれない。
基本はスローなただ巻き。時折ロッドを軽くあおって変化を加えることで反応が得られた。そうして最終的に35cm前後の良型アジ3匹をキャッチすることができた。
使用した「LGフロート」
今回使用したのは「LGフロート シンキング Lサイズ」。フロートゲームで最近使用しているが、余計なクセやトラブルがなく非常に扱いやすい。
フロートリグを多用するタイプではない私でも、狙ったレンジをイメージ通りに通しやすく、レンジが上がり過ぎない点が気に入っている。大型アジ狙いではレンジコントロールが重要になるが、その点で安心感のあるアイテムだった。
フロートを使った(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)良型アジを一度持ち帰ることに
今回釣れたアジは、あまりにも想定外な良型だったためリリースせず持ち帰ることにした。ところが使用していたクーラーは10Lの小型サイズ。保冷剤と35cmクラスのアジ3匹を入れると、ほぼ満タン状態となり、翌日の大会で釣れた魚を入れる余裕があまりない。
さらに、大会中に釣れた魚を持ち込んだ場合、前日に釣った魚との区別が自分でもつかなくなる可能性があった。もちろん不正をするつもりはないが、余計な誤解を招きたくない。
そこでイベント当日の午前中に一度自宅へ戻ってアジを下ろし、再び福井へ向かうことを考えた。距離にして片道約180km。少し若い頃なら、朝マヅメに和歌山・串本周辺、夕マヅメに福井・小浜周辺という強行スケジュールを何度もこなしていたので、「今回も何とかなるだろう」と思っていた。
尺オーバーが3匹(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)体力が尽きて大会棄権
しかし、自宅に着いた時に悟った。いつの間にか、そこまでの体力はなくなっていたようだ(笑)。加えて大会翌日に別件の予定も入っていたことや、前日から一睡もしていなかったこともあり、一気に疲労が押し寄せてきた。
若い頃ならそのまま会場へ向かっていたと思うが、今回はアジングカップへの参加を見送ることを決断した。大会には出られなかったものの、数か月ぶりの福井アジングで出会えた尺オーバーの群れは記憶に残る収穫だった。「こんな日もあっていいか。楽しかったし」そう思いながら納竿した。
<刀根秀行/TSURINEWSライター>



