厚い雲が空を覆い、時折吹く風が海面にさざ波を広げる6月8日。シロギスの動向を確かめるため、三重県四日市市の楠漁港へ足を運んだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・HAZEKING )
楠漁港でシロギス釣り
当日の楠漁港は前日の荒れ模様の天候が影響し、海にはまだ波気が残っている状況。堤防の外側は波をまともに受けていたため、比較的穏やかな東側のエリアから釣りを始めることにした。
楠漁港(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING )今回注目したのは河口周辺の変化に富んだ地形。干潮時には砂州が現れ、川の流れと海水が交錯することで複雑な潮目が形成される。こうした場所はプランクトンや小型生物が集まりやすく、シロギスにとっても格好のエサ場となる。
地形の変化が狙い目(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING )早々に小型のシロギス登場
まずは沖へ軽くキャストし、底を意識しながらゆっくり探っていく。すると地形が変化する辺りで穂先が小さく震えた。すぐに巻き取りへ移ると、途中で軽快な抵抗が伝わる。
エサのイソメは長めにつけた(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING )姿を現したのは本命のシロギス。サイズは小型ながら、銀色の魚体は曇り空の下でも美しく輝いていた。狙い通りのポイントで結果が出たことで、このエリアに魚が差していることを確認できた。
本命がヒット(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING )シロギスのアタリ途絶える
ところが、その後は思うように反応が続かない。時間とともに河口周辺の濁りが強まり、水中の視界は悪化。フグやシーバスは反応があるものの、シロギスからの明確なアタリは減少していった。
クサフグ(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING )それでも時折、小さく穂先を揺らす前触れのような反応が出る。魚はいると判断し、移動せずに探り続ける。
ちっさいシーバス(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING )同サイズのシロギスを追加
しばらくして再びアタリを捉える。今度も派手な引きではないが、独特の細かな振動が手元まで伝わってくる。慎重に回収すると、先ほどと同程度のシロギスだ。まだ幼さを感じるサイズながら、河口周辺を群れで回遊している様子がうかがえる。魚の存在を再確認したところで、この日の釣りを終えることにした。
最終釣果
最終釣果はシロギス2匹。決して数には恵まれなかったものの、厳しい海況の中で本命の顔を見ることができたのは収穫だった。現段階では小型中心で群れの規模も限定的だが、例年このエリアは夏に向けて魚影が濃くなっていく。
水温の上昇とともにサイズアップした群れも接岸し始め、シーズン本番には20cm級が交じることも珍しくない。まだ序章といった雰囲気の楠漁港だが、海の中では確実に季節が進んでいる。これから本格化するシロギスシーズンに期待したい。
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<HAZEKING /TSURINEWSライター>
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