5月に入り沼津の様々な釣り物が不調を訴える中、少し遅めの乗っ込みマダイを狙いに妻と2人で釣りに出かけた。前日から何かに呪われたかのように不運やハプニングが続発。しかも当日はイノシシ遭遇で筆者のメンタルは完全崩壊!当日の釣果はいかに……。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
目次
沼津でボートマダイ釣り
3月下旬から4月にかけて各地で乗っ込みマダイの釣果を耳にするようになってきた。そこで、遅ればせながら妻と5月9日(土)にホームグラウンドの沼津で、ボートでのマダイ五目釣りを計画した。
当日の作戦とポイント
当日は沼津のボート釣りで今まで一番実績のある我入道沖(ヒイチ根周り)にミンコタ・アイパイロット(GPSモーターを利用したトローリングモータ、以下:ミンコタ)のスポットロック(定点保持)機能を使用して、しっかりコマセを効かせてマダイその他の魚を釣り上げる作戦にした。
そして釣れないからと言って移動せず、じっくりと腰を据えるつもりだ。
当日の天候
当日の天気は晴れ。風は多少あったが気になる程ではなく、この海域としては珍しく夕方まで釣りをすることができた。
晴天の駿河湾と富士山(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)当日のタックル&エサ・コマセ
タックル図(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)エサ・コマセともにオキアミを使用。
釣行前からトラブル続出
釣行前日、マリーナに予約しておいた桟橋へのボートの係留とガソリンの給油、ミンコタの充電の確認をすると、係留については夜が荒天予報のため前日からの係留は不可となった。
ここから呪われたかのようにアクシデントが続発。前日にタックルを準備をしていると、愛用のロッドの穂先が折れていることに気付く……。
竿先が折れてしまった(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)5月9日(土)朝、沼津市内の妻の実家から車に荷物を運びながらいつものように裏庭の様子を見に行くと、市役所が設置した檻の中に2頭の親子!? のイノシシがいることに気が付いた。
イノシシの親子!?(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)妻の話では日常茶飯事のようだったが、筆者は初めての経験で暴れるイノシシと何度も目が合い、その度に助けてあげられない自分の非力と、この後の彼らのことを考えると切ない気持ちで胸が一杯になってしまった……。
イノシシの事は忘れる事にして、彼女の実家を出発。途中で釣り具の「タイシ」でエサなどを購入してから、ヤマハマリーナ沼津に向かった。
ヤマハマリーナ沼津(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)マリーナ到着後、荷物を桟橋付近まで運びボートの下架を待っていると、電動リールのコードを忘れたことに気が付いた。水深的には、電動でなくても可能な深さのポイントで釣るつもりだったのでコードがなくても構わないが、足元に置いてある電動リール用のバッテリーが虚しい。
1投目からイトヨリダイ登場
8時30分、愛艇「Wisteria」を下架してもらい、荷物を積み込んで出艇。作戦通りに、我入道沖へと向かい水深45mのポイントでミンコタをスポットロックのモードにしてタックルの釣りの準備を開始する。
9時30分、妻がスタートフィッシング。しばらくすると「きたかも!?」と言ってリールを巻きだした。キーパーにロッドを置き、仕掛けを手繰るとイトヨリダイが浮上。マダイではなかったものの、第1投目から美味しい魚をキャッチできて一安心だ。
イトヨリダイ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)さらに彼女は数投目に「凄い引き……」と言って格闘を開始した。しかし残念ながらロッドをキーパーに掛けた瞬間ラインが緩んでしまいバラしてしまう。その後、筆者も釣りを開始したがアタリは全くなし。
基本的にはタナはハリス分だが、それよりもハリス分プラスマイナス1mに変えてみたりもしてみたが、それでもアタリはなし。
ポイント移動でイトヨリ追加
2時間粘ってみたが、アタリが無い状況が続いたので、やや浅場の水深30mのポイントへ移動して釣りを再開。するとまたしても妻の第一投目にヒット。「今度こそはマダイか!?」と期待したが釣れたのは先程と同じイトヨリダイだった。
筆者は仕掛けを上げると何故かスナップが外れていて、クッションゴム以下仕掛けを失う。
ポイント移動もアタリなし
その後は何度か小移動を繰り返すが、全くアタリがないので魚探に映る中層の反応が気になってしまい、遂に筆者はマダイを諦めコマセカゴにアミ姫をいれてサビキ釣りを開始。
ハリが大きいのかこちらも全く掛からないので、作戦を変更して西浦沖でイサキを狙ってみることにした。水深36mのポイントでイサキ釣りを開始。サビキ仕掛けは置き竿にした。妻はマダイ狙いを継続。こちらも2人とも全く反応がなく周りのボートも釣れている気配なし。
タックルが水没
妻の提案で、最後に「大久保の鼻」へ。でシロアマダイを狙うことになった。水深は55m、筆者はディギング、妻はノーマルタックルでミンコタでの流し釣りを開始。
しばらくすると、いきなり彼女の「あ~!」という叫び声が聞こえてきたので振り返ると、何と彼女がボートから半分身を乗り出して今にも落ちそうな状態になっている。
キーパーのクランプごとロッドを落としたので手を伸ばして取ろうとしていたらしく、海を覗くとタックル一式がゆっくりと海中に沈んでいくのが見えた。嗚呼……。普段は常に尻手ロープを繋いでいるが、この日に限って繋いでいなかったとのこと(マーフィーの法則のような気がした)。
イトヨリ追加で納竿
釣りを再開すると今度は船外機の「ピー」という警告音がなってエンジンが停止。まさに泣きっ面に蜂状態。一瞬ヒヤリとしたが、もしかしてと思いガソリンをチェックすると25Lのタンクが空になっていたのでもう一つあるタンクに付け替えると無事にエンジンが再始動。
時刻は16時、妻が「これで終わる」と言って最後に仕掛けを投入するとアタリが到来! かなり引きが強そうだったため「三度目の正直なるか!?」とマダイを期待したが釣れたのは、当日3匹目となるイトヨリダイだった。残念な結末だったが、これを持って沖上がりにした。
ガソリン2本目で寄港(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)筆者は一度もアタリが無い完全ボウズで終了となったが、やはり朝のイノシシでメンタルが崩壊したのが響いたのかもしれない。
妻の実家に戻り檻を確認するといなかった(やはり駆除されたか……)。
当日の釣果
筆者は0匹、妻はイトヨリダイ3匹(24~25cm)だった。
アフターフィッシング
釣った魚はマックスバリュ沼津南店内にある山正鮮魚部で裁いてもらい、他に購入した魚と一緒に盛り付けてもらった。
鮮魚店で捌いてもらった(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)型は小さめだったが、今回もイトヨリの湯引きは脂ノリノリで絶品だった。イトヨリは後日塩焼きにして食べたがこちらも酒がすすむ美味さだった。
トラブル続きの釣行
ボートの桟橋への係留不可から始まり、ロッドの穂先折れ、イノシシ遭遇、電動リールのコード忘れ、スナップ外れて仕掛けロスト、タックル一式、海へ落下、ガス欠、釣果はボウズ(妻は釣れたが)とこうも不運やハプニングなどが重なった釣りは、筆者の長い釣り人生の中でも記憶にないかもしれない。
しかし当日は天気にも恵まれ、終日海が穏やかで、夕方まで愛艇で沼津の海に浮かんで釣りができて凄く楽しかった! マダイのリベンジ釣行をしたいと思っているが、イサキやロックフィッシュ、浅場のシロギス、マゴチ、中深場釣りとターゲットが多いので次に何を狙うか悩んでしまう。
<藤倉聡/TSURINEWSライター>
出船場所:ヤマハマリーナ沼津


