最盛期を迎えている渓流釣り。釣りの面はもちろん、この時期は渓魚達の「味の旬」でもある。脂が乗った良型の渓魚が釣れたら是非試していただきたい逸品として、今回はサクサクの食感が素晴らしい「香草パン粉焼き」のレシピを紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
この料理のルーツ
まずは「香草パン粉焼き」がどのような料理なのかをみていこう。
洋食の定番
香草パン粉焼きは、パン粉に様々なハーブを混ぜ込み、肉や魚に載せて焼くだけというシンプルな料理だ。イタリアンやフレンチに似た料理が存在しており、今回のレシピはイタリアンの「インパナータ」という調理法が基になっている。
自宅にあるオーブントースターを使用して焼き上げるので、大変手軽だ。
著者宅のオーブントースター(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)アレンジ可能
今回紹介するのは旬の渓魚でのレシピとなるが、チヌやスズキ、マダイ、メバル、カサゴといった白身魚でも美味しくいただける。スーパーで買える鮭でも構わないし、豚肉や鶏肉でトライしても良いという汎用性が高いレシピだ。
ただし、生肉を使用する場合は加熱時間を調節する必要があるので注意してほしい。
用意するもの
ではここから、実際に使用する食材と調味料を紹介しよう。
渓魚は良型を
メインとなる渓魚は良型のものを2~3匹確保したい。3枚におろして使用するため、小型の物だと歩留まりが良くないからだ。今回著者は26・5cmと23cmの2匹を用意した。
今回のメイン食材はこのアマゴ(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)用意する調味料
まずはパン粉とオリーブオイルだ。パン粉大さじ3~5に対してオリーブオイルを同量という割合を基本とし、実際の分量は魚のサイズに合わせてほしい。他、振りかけるタイプのチーズを大さじ3~4程度用意したいが、これは粉チーズでも代用可能だ。
味付けに使用するのは塩・胡椒だが、手元にあるのならばクレイジーソルトやハーブソルトを使用するのもオススメ。後は好みのハーブだが、今回著者は自宅で栽培しているイタリアンパセリを使用している。
栽培中のイタリアンパセリ(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)釣りの合間に採集できるなら、「和のハーブ」とも言われるカキドオシやニホンハッカ等を使用しても面白いかもしれない。
こちらがカキドオシ(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)この他、焼く際に使用するアルミホイルも事前に用意しておこう。
ソースは好みで
そのまま食べても良いが、ケチャップや市販のトマトソースも合う。著者はマヨネーズとケチャップを1:1で混ぜ、レモン汁を加えた「オーロラソース」で食べるのが好みだ。
実際に調理!
ではここから、調理の際の手順を紹介しよう。
渓魚をおろす
使用する渓魚は頭と内臓、鱗を綺麗に取り去る。今回は水分を抜いて旨味を凝縮するため、簡易熟成を2日程度行った。
こちらを3枚におろして腹骨をすいた後、小骨抜きを用いて目立つ骨を全て取り去っておく。完成品はパン粉の下に渓魚がある状態なので、骨が無い状態が望ましい。
下味と準備
おろした渓魚には塩・胡椒を軽く振りかけておき、5分~10分程度おいて味をしみこませる。
下味が重要(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)この間にパン粉ダネを用意する。ボウルにパン粉とオリーブオイル、細かく刻んだチーズと好みのハーブ、クレイジーソルトを混ぜ合わせるだけなので、比較的すぐに出来るだろう。
パン粉ダネを用意(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)アルミホイルで調理
アルミホイルをオーブントースターに入る程度のサイズで成形し、焦げ付き防止としてオリーブオイルを薄っすら塗り広げておく。ここに薄くパン粉ダネを敷き、その上に渓魚を載せ、さらにその上から残りのパン粉ダネをたっぷり載せる。
この状態にする(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)耐熱皿で作っても良いが、アルミホイルなら食べ終わった後に包んで捨てるだけなので、片付けの手間が大幅に省けてオススメだ。
オーブンで焼く
焼く時間は魚のサイズにもよるが、目安として700W程度で12~15分といったところ。時折オーブンを開けて焼けているかを確認してみてほしい。パン粉の表面やチーズがやや焦げ始めた頃が食べごろだ。
焼け具合は随時確認を(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)今回著者は710Wで13分、その後上火オンリー(500W)に切り替え、追加で2分焼いた。オーブントースターから取り出し、器に盛りつければ完成だ。
完成!(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)食感が絶品!
食べる時は、パリパリに焼けたパン粉と魚を一緒に器へと取り、まずはそのまま食べてみてほしい。その後、お好みのソースやレモンをかけて食べるのが良いだろう。
サクサクとしたパン粉の食感と、渓魚のフワフワ食感&ジューシーな脂の旨味が同時にやってきて、ハーブの香りがフワっと鼻腔から抜けていく絶品料理だ。今回著者は食事として頂いたが、白ワインとの相性も抜群だろうと思われる。良型の渓魚が釣れたら、是非お試しを!
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>


