女性にすすめるエリアトラウト入門7つのポイント アウトドア女子必見

女性にすすめるエリアトラウト入門7つのポイント アウトドア女子必見

渓流釣りを始めたい!もしくは興味があるけどよくわからないという女性に今春から始められる渓流釣りの基本を女性目線で紹介します。今回は管理釣り場でのルアーフィッシングを解説!

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猪口香那美

キャンプと釣りを愛するアラサー釣女。北海道の片田舎でトラウトをメインに釣り三昧♪

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渓流釣り 淡水の釣り

管理釣り場で練習すべき7つの項目

渓流女子になるために抑えておきたい7つの項目。

今回はメインターゲットをニジマス(エリアトラウト)に絞り、渓流女子になる為に管理釣り場でどんな練習すれば良いのかを書いていきます!最初は道具をレンタル出来る場所で練習しましょう。

①キャスティング練習

渓流で使うキャスティング(ルアーを飛ばす)を練習しよう。渓流では頭上に木々などの障害物がある為、海釣りや管理釣り場で一般的な竿を上から下へ振り下ろすキャスティング(オーバーヘッドキャスト)よりも横から竿を振るサイドキャストが向いています。

女性にすすめるエリアトラウト入門7つのポイント アウトドア女子必見サイドキャストのイメージ

私はコントロールしやすいよう竿先から出る糸の垂らしは、ほぼゼロ、枝と枝の間や岩陰から低い弾道でルアーを通す事をイメージして横から狙った場所に投げます。正確に投げられるように練習してみましょう。

使うルアーは金属製の板、スプーンです。スプーンはとても簡単!よく釣れる!そして安価!です。

渓流では岩や対岸のキワなどを狙ってキャストする為、ルアーを木や草などに引っ掛けて失くす事がとても多いのです。

管理釣り場用のスプーンは渓流でも使えるので、まずはレンタル出来るルアーとは別に3g前後のスプーンを色違いで5個ほどは用意してみましょう。

管理釣り場での餌に似たブラウンやオリーブ系のペレットカラーと呼ばれるカラーは良く釣れるのでおすすめです。またカラフルなスプーンは見ているだけでもワクワクします!気に入った色や模様が入っているスプーンを選ぶのもまた楽しいですね。

女性にすすめるエリアトラウト入門7つのポイント アウトドア女子必見色とりどりのスプーン

②アクション練習

ニジマスは海に住んでいる魚に比べ眼が良いと言われています。そして、とっても賢い!そんな難敵がついつい興味を持ってしまうアクションを目指します。

基本はリールを一定の速度で巻く!これだけです。まずは1秒間に一回転リールを回すことからスタートします。トラウト用のスプーンは一定の速度で巻くことによって一定のレンジ(深さ)を保ったままヒラヒラとニジマスにアピールするように出来ています。

③フッキング練習

ニジマスはエサを咥えるとすぐに離す習性があるので、こちらからフッキング(釣れた後、しっかり魚の口にハリを掛ける行為)を入れましょう。

トントンやドュルル!としたアタリがあったら、真横に竿を煽る!これでフックがニジマスの口にかかります。

渓流や管理釣り場など水深が浅い場所では竿を立ててアワセを入れるとルアーが顔をめがけて飛んで来るので必ず横にアワセを入れられるよう練習しましょう。

④やり取り練習

ニジマスがヒットしたら、まず走らせてから取り込みましょう。ニジマスを疲れさせて華麗にキャッチ出来るようになれば渓流での釣果も上がります。

やり取りのコツは竿を寝かし、ラインテンション(糸を張ること)を一定に保ちながら、ニジマスを走らせる!走っている間は勝手に糸が出ていきますが、その時に無理に巻かずに、糸が引っ張られなくなってからリールを巻きます。

女性にすすめるエリアトラウト入門7つのポイント アウトドア女子必見ファイト風景

走らせる→巻く→走らせる→巻くを何度か繰り返しているうちに段々と走る力が弱くなり、ニジマスが水面に浮いてくるのでリールを巻いて岸に寄せてきます。

渓流や管理釣り場用の糸は海釣りに比べて細い糸を使う為強引に巻くと切れてしまったり、魚から針が外れやすくなってしまいます。

渓流では川の流れがある分さらに魚を寄せにくくなるので、まずは流れがない場所で落ち着いて魚をコントロール出来るよう練習しましょう。キャッチまであと少し。

⑤ランディング練習

ネットを使ってキャッチしましょう。ファイトが完了してニジマスを寄せてきたら、魚を取り込むネットを使ってランディング(キャッチ)!

管理釣り場の場合は魚を傷つけないラバーネットを無料で貸し出している場所が多いので、必ずこちらを使用します。

ランディングする時は弓を引くように竿を大きく後ろに逸らします。竿先の真下にネットが来るようにしてニジマスを頭からネットに入れます。

女性にすすめるエリアトラウト入門7つのポイント アウトドア女子必見ランディング風景

ネットは事前に水に浸してなるべく水温に近い状態にしておきましょう。

⑥フォト練習?

水中で写真を撮ってみましょう。せっかく釣ったニジマスは綺麗に写真に収めたいですよね。でもリリースするので出来るだけ弱らせたくない!

女性にすすめるエリアトラウト入門7つのポイント アウトドア女子必見フォトジェニックな写真を

ネットに入れたまま水中で撮影!目線を低くし水のとろみを利用して自分の竿やルアーなどと一緒に撮ると雰囲気のある写真が撮れますよ!

⑦リリース練習

最後まで優しく見送りましょう。ネットに入れて写真を撮ったら逃してあげましょう。最後にちゃんと泳いでいるかも確認してあげてください。

魚に触れないよう水中で針を外す!そして回復するのを待ってゆっくりとネットから逃がしてあげましょう。

トラウトは水温の低い川や湖に住んでおり、人が素手で触ると火傷したり、鱗や表面が傷つくことによって抵抗力が弱くなり死んでしまうデリケートなお魚です。

多くの管理釣り場では魚に触れる事を禁止しています。渓流でもフォーセップ(針はずし)などを使って出来るだけ魚に触れずに針を外し流れの緩やかな浅瀬でリリースしてあげます。

優しくリリースしてあげることで、成長して大きくなった魚にまた出会えるかもしれませんよ。

女性にすすめるエリアトラウト入門7つのポイント アウトドア女子必見リリースは優しく

『釣れてくれてありがとう〜!』

管理釣り場でこの7つの項目を練習すれば今年こそは渓流女子としてデビューも夢じゃない!これからの季節、気軽に管理釣り場に出かけてみましょう。

<猪口 香那美/TSURINEWS・WEBライター>