投げ釣りで38cm戻りカレイ ラストにドラマが【兵庫県・淡路島】

投げ釣りで38cm戻りカレイ ラストにドラマが【兵庫県・淡路島】

春の日差しが強まり、水温が上昇してくると、いよいよ戻りカレイのシーズンだ。しかも、良型のまとめ釣りが期待できる。3月2日に釣友の松岡氏が大型カレイには定評ある淡路島の仮屋漁港一文字波止へ投げ釣り釣行するというので、同行させてもらった。

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当日のタックル

現地に午前6時前に到着し、一番船で沖の一文字波止に上がる。私は好ポイントの北端白灯台先端部に入ってタックルの準備。

投げ釣りで38cm戻りカレイ ラストにドラマが【兵庫県・淡路島】当日のタックル

当日のタックルは、投げザオはトーナメントサーフT33号425。リールはパワーサーフSS4500QD。カレイバリ16号にマムシとアオイソメを房掛けに刺してキャスト。置きザオにしてアタリを待つ。

塩マムシで28cmマコ!

この日は天気もよく、思ったほど寒くない。しかし、若潮でほとんど潮も動かず条件はよくない。前週は猛烈なエサ取りに完敗したというので、1投目はすぐにエサの確認のために空アワセをしてリーリングすると、見事に素バリにされている。これではカレイの口までエサが届かないと、すぐに塩マムシにかえた。

投げ釣りで38cm戻りカレイ ラストにドラマが【兵庫県・淡路島】仮屋漁港一文字波止

これが大正解で、すぐにコンコン、グィーッと外道とは違う明確なアタリが出た。一呼吸待ってバシッと大きくアワせると、ズシッとした重量感が腕に伝わった。底をはうような抵抗を感じながら浮かせたのは28cmのマコガレイ。開始早々の本命の登場にみんなの目の色がかわった。

朝マヅメはクサフグに苦戦

ただ、朝マヅメのエサ取りには四苦八苦。小さなクサフグの仕業だが、ほんと手を焼いてしまう。潮も止まったままで、沈黙の長い時間が過ぎた。

日が昇るとエサ取りも消えたが、魚の反応は全くなく、これが戻りカレイの難しさだろう。

昼過ぎには、隣でサオを出す奈良から来た人が33cmの見事なポン級アブラメをヒットさせた。これでまたみんな色めきだしたが、結果は同じで、また静寂が訪れた。

最後に38cm大型カレイ!

この一文字波止は良質のワカメが取れる釣り場だが、今年は水温が思ったほど下がらず、テトラ周りにはワカメも全く見えない。

仕方がないので、みんな集まって昔話に花を咲かせていると、残り時間もわずかになった時に松岡氏のサオがボーンと飛び、三脚の上でシーソー状態になる。「アタってるでー」と、大きく叫ぶと、慌てて松岡氏がサオに飛びついて大きくアワせた。

こんなアタリはカンダイの仕業だろうとみんな思っていたが、顔を出したのは何と本命のカレイ。それも38cmもある大型で、これにはみんなびっくり仰天。最後に素晴らしいヒットを見せてくれて迎えの渡船に飛び乗った。

投げ釣りで38cm戻りカレイ ラストにドラマが【兵庫県・淡路島】38cmのカレイ

今後の見通しとしては、大型のカレイが釣れだしたので、花見カレイは大いに期待できると思う。私もぜひリベンジしたいと考えている。

<週刊つりニュース関西版 APC・松尾幸浩/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
仮屋漁港
この記事は『週刊つりニュース関西版』2019年3月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。