渓流アングラー達が待ちに待った解禁!そこで、私のホームグラウンドである滋賀・淀川水系安曇川最上流部の葛川漁協エリアのおすすめ釣り場を紹介したい。
安曇川の概要
安曇川は京都市左京区の百井を水源として流域52km、近畿の水瓶の琵琶湖に注ぐ、湖西地区最大の大河である。
漁区最上流部の仲平から最下流部の貫井関電エン堤までが漁区で、漁協組合事務所が所在する、坊村の曙橋から上流が渓流、下流が本流の雰囲気である。
本流に注ぐ支流はヘク谷、明王谷、恵賀谷などがあるが、最大は針畑川である。私のお勧めは針畑川と明王谷で、ともに天然の良型アマゴやイワナがいる。
おすすめポイント
ポイントは解禁からしばらくは放流ポイント周辺が一番だろう。釣り方としては6.1m前後の硬調、水中イトは0.4号の通し、イクラのエサでいいだろう。
しかし、水温の上昇する4月からは、やはりエサと仕掛けの工夫が必要になってくる。イクラやブドウ虫から川虫にかえるのが、いい釣りができるコツと思うので、面倒だが現地採取をお勧めする。
連休以降は、釣り荒れしたポイントでの厳しい釣りになるが、十分に学習をした良型アマゴが各ポイントに定位するようになる。細イト、小バリ、川虫はいい釣行の方程式になるので、ぜひ実践してほしいところである。
タックル
私の最盛期のタックルはサオががま渓流・ゼロニンフ6.5m、水中イトは0.125号、極めて小さいオモリにハリはゼロヤマメをアマゴの活性に合わせて号数をかえて使う。
昨年から、いわゆるゼロ釣法を実践し、釣果も満足度もアップして、今年も昨年同様に実践するつもりてある。エサ釣りだけでなく、テンカラ、ルアー、フライも曙橋から下流はイキイキと振れるのもうれしい限りである。
天然アマゴも
葛川漁協は近年、自然ふ化した天然アマゴが相当数増加してきている。昨年多数いた10cm前後の美しい天然アマゴもさらに美しく大きくなっているだろう。
そんなアマゴに出会える春も間もなくである。
<週刊つりニュース関西版 APC ・石田徳彦/TSURINEWS編>