1月末に黒龍丸(和歌山県見老津)を訪れた時に春からがシーズンなので是非来てくださいと船長に言われたこともあり、3月23日に再訪してきた。イサギやウメイロが本格化していることを期待しての釣行だったが、現実はそう甘くなく大苦戦。船長曰くなんとかお土産程度の釣果だったが、次につながる内容だったのでレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター田中こうじ)
ヒメダイが連発!
次の流しでは、底から10m上げて待っているとグーと仕掛けを持っていく。優しくアワセを入れてごつごつとした引きを楽しんでヒメダイをキャッチ。朝の船長情報の通りにヒメダイの活性は高くて入れ食いを楽しみました。

Nさんは深場でも絶好調!ヒメダイの連発はもちろんのこと、ホウキハタ50cm超のスペシャルゲストまで仕留めてご満悦でしたよ。
これからの展望
風が強まったタイミングで深場を諦めて最後に再びウメイロ狙いに行ったが、これまたNさんが唯一のウメイロを仕留めただけで沖上りとなりました。もう無双状態でした。
イサギ、ウメイロは遅れているようですが、魚探に映る反応は多いので、いつ爆発してもおかしくないと思います。因みに昨年は、GWからジャンボと呼ばれる40cm超のイサギが爆釣したそうですよ。
釣行後の反省
天秤カゴフカセを始めて1年。タナにカゴを入れる前に余分に落とすことはやっていましたが、適当にやっていました。2ヒロの仕掛けでも4ヒロの仕掛けでも2~3m余分に落として巻き上げるという行為をタナ返しと思っていた。これが甘かった。
5mの仕掛けでも2~3mしか余分に落とさなかったので、私のさしエサとまきエサは離れていたんだと思います。しかもさしエサよりまきエサの方が先に落ちることになるので、魚は安全なまきエサだけを啄んでいたのでしょう。船長に言わすとハリス分以上に落としてから巻き上げた方が良いとの事です。私だけ極端にアタリが少なかったのはその辺に理由があるのではないでしょうか。
アバウトにやっていても魚の活性が高ければある程度は釣れると思いますが、シビアな状況では通用しなかった訳ですね。ハリスの長さが足りていなかったのも原因でしょう。
またカゴを振ってまきエサを出すタイミングも釣果に大きく左右するのでしょう。当日調子の良かったNさんはウネリが大きかったので、ほとんどカゴを振ることをせずにウネリの上下だけでポロポロとまきエサが出ることを意識していたそうです。私は、アタリが出ないものだからまきエサを出したくてカゴを大きく何度も振っていました。活性の低い魚を散らしていたかもしれませんね。
この辺は次回に検証しなければ……。
<田中こうじ/TSURINEWSライター>