【釣果だけでなく安全確保にも超重要!】渓流釣り愛好家の装備と便利アイテムを解説

【釣果だけでなく安全確保にも超重要!】渓流釣り愛好家の装備と便利アイテムを解説

渓流釣りを楽しむなら、安全で快適な装備選びが釣果を左右します。この記事では、渓流釣りを楽しむ筆者が、基本アイテムから非常時の備えまで、実体験に基づくおすすめ装備と便利グッズを紹介します。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

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中山祐司

中山祐司・なかやまゆうじ・65歳・東京都出身。定年を迎え渓流釣りに没頭中。狙いは源流岩魚です。古い船舶免許の活用チャンスも伺ってます。海も大好きな欲張り人間です。

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渓流釣り 淡水の釣り

渓流釣りの必須アイテム

まずは、「渓流釣り」をする上で欠かせないアイテムから紹介していきます。

コンパクト収納型の玉網

持ち運びに便利なコンパクトタイプの玉網は、木枠に比べて非常に実用的です。特に、瞬時に広がるタイプはランディングの際に頼れる存在となります。

網目が細かいタイプであれば、川虫や昆虫の確保にも便利で、山菜を洗ったり、麺を冷やすザル代わりとして使ったりと、渓流ならではのさまざまな使い道があるのです。

【釣果だけでなく安全確保にも超重要!】渓流釣り愛好家の装備と便利アイテムを解説玉網は多目的に使える(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

安全面を考慮したアイテム

渓流は自然豊かなシチュエーションで釣りが楽しめるのが醍醐味ですが、危険な場面に遭遇することもあります。ここでは、持っていくと安全面を強化できるアイテムをご紹介します。

エマージェンシーセット

透明な防水ケースに、常備薬や応急処置グッズをコンパクトにまとめています。毒虫やヘビへの対策としては、「スネークバイトキット(毒吸引器)」を入れており、ポイズンリムーバーはかさばるため持ち歩きません。

虫刺され用の軟膏や、化膿止めとしてクロマイ軟膏も用意しています。これらは個人の判断で内容を調整すると良いでしょう。

また、骨折などの際には三角巾が必要ですが、私は代用としてバンダナを常に身につけています。

【釣果だけでなく安全確保にも超重要!】渓流釣り愛好家の装備と便利アイテムを解説エマージェンシーセット(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

獣避け対策

熊鈴は魚籠に装着し、胸ポケットには金属製のホイッスルを常備。さらに、風防付きライターと爆竹は必携です。不安な時にはサイレン付きの携帯ラジオも心強い味方になります。

夜間の遭難信号には、光が拡散するフラッシュライトを使っています。闇の中でも存在を知らせる大切なアイテムです。

【釣果だけでなく安全確保にも超重要!】渓流釣り愛好家の装備と便利アイテムを解説獣避け対策アイテム(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

 

トラブル対応アイテム

渓流釣りでは予期せぬトラブルがつきものです。装備の破損やルートの見失いといった事態に備えることで、安全かつスムーズな釣行が可能になります。ここでは、私が実際に助けられた対応アイテムを紹介します。

【釣果だけでなく安全確保にも超重要!】渓流釣り愛好家の装備と便利アイテムを解説持っているとトラブルで役立つ(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

防水テープ

ウェーダーの破損や、テント用ポールの不具合などに役立ちます。芯のダンボール部分は潰して収納性を高めています。

ビニールテープ&梱包用PP紐

渓流への降下点や不明瞭な杣道では、マーキングが命綱になります。ビニールテープは手でちぎって使えるため、長めに垂らして目印に。PP紐は60cmほどに切って束ねておくと便利です。

帰り道では必ずすべて回収して戻ることがマナーであり、私の信条でもあります。若い頃、吾妻連峰の湿原にて、3日間の釣行後にマーキングを忘れたことがあり、帰路を見つけるのに大きなタイムロスを経験しました。それ以来、特に藪が多い川では、降り立った川岸に必ずマーキングするようにしています。

 

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