埼玉県を流れる荒川、入間川河川敷等にて野草のポイントを新規開拓してきました。予想通り、数か所のセリの群生地を発見に成功に加え、クレソン(標準和名:オランダガラシ)、ヤブカンゾウの群生地も発見!料理法とあわせてレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
翌週はヤブカンゾウの群生地発見!
翌週は友人を誘い、また大学が春休み期間ということで、家で暇そうにしていた長女を連れて河原を散策。ノビル狙いの友人はあっという間にコンビニ袋満タンに。
対して我が親子はセリ狙いだったのですが、このポイントでは残念ながらセリは見つからず、代わりに枯葉の下からヤブカンゾウの新芽を発見!

しかもそれが広範囲にわたっていることが確認できました。恐らくこの辺りは、初夏になると市が契約した業者により野草はきれいに刈られてしまうと記憶しているのですが……。

ヤブカンゾウは夏になると可愛い花を咲かせるので、予想を外した時に備え、一応間引きをする感覚で成長した新芽のみを採っていきます。そして同ポイントに混在しているノビルもせっせと!
毒草に注意!
春になると、テレビのニュース等でギョウジャニンニクやギボウシと間違え毒草であるイヌサフランを採ってきて食べてしまったことによる死亡事故が度々報道されます。実はヤブカンゾウの新芽もイヌサフランのソレとどことなく似ているんです。
そのイヌサフラン、東京都薬用植物園でもらった「身近にある有毒植物」という冊子によると、過去10年で13人の死者を出しているかなり危険な毒草とのこと。特徴のある形と色、手触り(ヌルヌル感)等、特徴を知っていればまず間違えることはないのですが……。

こんな記事を書いておきながら何なのですが、慣れていなければ「これはヤブカンゾウだ!」などと安易に判断せず、迷ったら止める判断も選択肢として留めておいてください。

これから野草採りをやってみたい、と思っている方は、東京都薬草園に限らず、一度近所の薬草園に行ってみると大いに勉強になると思います。