イカメタル・オモリグ・ティップエギングの人気が急上昇し、船の予約も困難に。そんな状況で、一回の釣行を最大限楽しむために、オリムピックのカラマレッティーが大幅モデルチェンジ。昨年逃したアタリをヒットに導くこのロッドを、同社の大類裕人さんが解説してくれた。
(アイキャッチ画像提供:オリムピック)
オモリグのスタンダードモデルが登場
メタルスッテとは異なるアプローチができ、潮が早いシチュエーションや明暗部の大型狙いに効果的なオモリグ。地域によってはこちらを主力にケンサキイカを釣っている人も多いでしょう。
オモリグ用は全4モデルに(提供:オリムピック)そんな人々の釣りをアシストするべく、最新のスタイルに合わせたカラマレッティー〈オモリグモデル〉が誕生しました。
前モデルのコンセプトを踏襲しつつ、より幅広いウエイトを使用できるように再設計しました。オリジナルリールシート「OP-02」を採用することで手感度アップを実現。オリムピックが誇る国産製造のブランクスとの相性も抜群で、相乗効果で釣果が期待できます。
アタリ伝達力に優れるOP-02(提供:オリムピック)25Calamaretti-632ML/M-S
25Calamaretti-632ML/M-Sは、6ft3inのショートレングスと、ソリッドティップを採用した扱い易さ重視のモデル。短いレングスを生かしたキャスト時のコントロール性能の向上により、混雑する船内で非常にキャストが容易です。
23年モデルのカラマレッティー632ML-Sをベースにパワーアップさせたモデルであり、穂先の繊細さは残しつつも、ベリーからバットまでを強化しました。
これにより、軽めのシンカーではメタルスッテゲームに近い感覚で使用でき、MAXウェイトは35号までと本来のオモリグゲームにも十分に対応可能です。敷居が高く思われがちなオモリグゲームをより身近に感じてもらえる一本です。
繊細ながら張りも持つ632ML/M-S(提供:オリムピック)25Calamaretti-672M-S
25Calamaretti-672M-Sは、MAX40号のシンカーまで使用できるバットパワーを備えながらも繊細なソリッドティップを搭載。6ft7inの絶妙なレングスで、取り回しとキャスト性能を両立。太平洋~日本海と広範囲のエリアにおける様々なシチュエーションに対応したスタンダードスペックの持ち主です。
25Calamaretti-702MH-T
25Calamaretti-702MH-Tは、唯一のチューブラーティップを採用した、最もパワーのあるモデル。普通のロッドでは荷が重い40号以上のシンカーを用いることがあるエリアのユーザーにおすすめ。
重いシンカーを背負える単なる硬いロッドではなく、オリムピックのノウハウを詰め込んだこの一本は、軽めのシンカーの操作感は損なわず、イカが掛かればしっかり曲がる、だけど重いシンカーも背負える、そんなオールマイティさを持っています。
各オモリグモデルのスペック(提供:オリムピック)なお、ここで紹介した672M-Sと702MH-Tの実釣の様子も動画で公開しています。

