今回は三重県尾鷲近郊エリアのオカッパリ釣行。人気ルアー『ジョルティ』を使い、食わない青物のナブラ攻略と、青物が不在のときはヒラメを狙い、ナイスサイズをキャッチした模様をお伝えする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター稲垣順也)
三重県尾鷲近郊でサーフルアー釣行
毎年晩秋から冬にかけて、三重県志摩から熊野にかけてのエリアでは、ハマチからメジロ(関東でいうワラサ)クラスの回遊があり、ルアーや泳がせ釣りで狙うことができる。
釣り場は、漁港、サーフ、地磯と、オカッパリから届く範囲で狙うことができるが、神出鬼没かつナブラに遭遇しても非常にセレクティブで、簡単にはヒットに持ち込めない難易度の高い釣りとなる。
タックルについて
使用するタックルは、最大80cmクラスのメジロを漁港やサーフから狙うのであれば、ショアキャスティング用の9.6ftから10.6ftのMHクラスのロッドに、PEライン2号が200m以上巻けるリールで対応できる。
地磯から狙う場合や、サイズがブリクラスになると、もう1ランク上のタックルが必要になる。
今回の使用タックルは、ロッドが釣具のイシグロが展開するブランド「Tsurino」のKAHUNA SURF 1062MH、リールがシマノ社の サステイン C5000XGにPEライン2号、リーダーはフロロカーボンライン8号でセットした。サーフでのヒラメも兼用できるタックルである。
シャッドテールを試す
和歌山県での予定が1月25日にできたため、前入りする形で前日から釣りに出かけた。
実は先日ヒラメを狙いに尾鷲エリアへ釣行した際、昼過ぎに訪れた漁港で青物に遭遇。時折出るナブラにルアーを入れるも、ことごとく見切られ、翻弄されていた。
その夕マヅメ、青物にはあまりイメージのなかったシャッドテール、ブルーブルー社のジョルティをナブラに投入すると、それまで散々口を使わなかったメジロが一撃でヒット。暗くなる寸前にキャッチに成功した。

この青物に対するシャッドテールの有効性を検証すべく、1月24日は朝マヅメから釣行した。
ポイントに到着すると、3名のグループが釣りをしていたので挨拶をして入らせてもらう。
70cm級メジロ手中
開始早々、ナブラが発生。良いタイミングでジョルティをキャストすると、あっさりヒット。
先行者の支援もあり、キャッチに成功したのは70cmクラスのメジロだった。先行者の方もプラグやメタルジグで攻めていたが、なかなかヒットに持ち込めないでいた。
80cmのブリが上がる
私は1本釣れたこともあり、休憩を兼ねてしばらく見学していると、先行者の一人にヒット。サイズも良さそうなため、皆キャストを止めてファイトを見守る。慎重にやりとりし、80cmを超えるブリクラスをキャッチ成功。ヒットルアーはジャッカル社のビッグバッカーブリスペシャルとのことだった。

しばらくして近場でナブラが発生。タイミングよくジョルティを投入すると高確率でバイトが出る。
2回空振りしたが、3回目でヒット。アベレージサイズではあるが、2本目が獲れたので十分満足である。
この後はルアーを変え、色々試したがヒットには持ち込めず、日が昇った9時過ぎにはナブラもなくなり終了とした。

今回出会った3名のアングラーはマナーが非常に良かった。ナブラが出ても焦らず、お互い譲り合うようにキャストし、ライントラブルはゼロ。おかげで私を含め4人で和気あいあいと楽しい時間を過ごせた。
エギングで良型アオリイカ連発
ここから南下し、夕マヅメは和歌山県・紀伊勝浦の地磯にエントリーしエギング。

こちらも短時間でナイスサイズのアオリイカが連発。1kg弱を頭に3杯キャッチ成功した。
