静岡県浜松市の天竜川ルアーフライ専用区が11月1日に解禁した。11~2月の間大型ニジマスが放流される人気の釣り場だ。50〜60は当たり前。時には70cmオーバーが釣れることもあり、私も過去には74cmをキャッチしたことがあった。今シーズンも期間券を購入してチャレンジした。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)
60cmの良型ニジマスを手中
下流に移動してきて広く探っていくがアタリがなかなか出ない。諦めかけたところで蛍光ピンクのQM2.8gで小型をキャッチ。投げ続けていれば報われるものだ。
下流の人が調子よく釣っているので、やや下流にダークオリーブのノアB2.6gを流して良型を追加。さらに10分後に60cm。この魚はなかなかのファイターだった。「調子が出てきたぞ」と集中して狙っていく。
大型がかかるもラインブレイク
下流の人がけっこう派手なカラーのスプーンで釣っているのを見て、オレ金のノアB2.6gを投げてみると、ついにビッグワンがヒット!重い!下流に走られると岩だらけの瀬があり、まずキャッチはできなくなってしまう。
ややドラグを締め気味にして必死に耐える。走られては何とか止めるという状態が続く。ただ、そのあたりにも底には岩があることがわかっているので気が気ではない。そして何度目かのダッシュでラインブレイク。PEが岩に擦ってしまった。残念。
最終釣果
その後期待した夕マヅメには何も起こらず最終釣果は8匹。いつもはスプーンとプラグの釣果が半々くらいになることが多いが、今回は珍しくすべてスプーンでの釣果だった。
根掛かり対策は必須
天竜川で釣りをする場合、根掛かりは避けては通れない。水温が低く魚の動きが鈍いときは、底近くをゆっくりと通過するルアーにしか食ってこないことが多いからだ。
自然の河川なので底は岩だらけ。岩に挟まってしまったら救出不可能なことも多い。対策としてはアタリかどうか疑わしいときには強く引っ張らない。しかし実際にはアタリだったということもあるので難しい。方向を変えて引っ張るのにも限界はある。
私の対策は中古ルアーを使うこと。オフシーズンに中古ルアーを扱っている店に通って天竜川で使えそうなルアーを探して、「これは活躍しそう」という物を購入していく。何度も釣具屋に通っていれば、意外にたくさんあるものだ。
2~3.5gくらいのスプーンが使いやすい。値段はたいてい新品の半分以下。財布へのダメージをかなり減らすことができる。フックは太軸の物に交換しておくことを忘れずに。思い切ってボトム近くを探ることができれば、きっと大物がヒットしてくるはずだ。
<杉本敏隆/TSURINEWSライター>
天竜川漁協