秋も深まり、大型アオリイカが狙える絶好のヤエンシーズンが到来。今回は福井・敦賀沖堤防での釣行をレポートする。朝マズメの青物祭りやサゴシとの攻防、そして死にアジでヒットしたコウイカや中型アオリイカの釣果まで、釣行の様子を詳しくお届け。友人からの依頼で挑んだ今回の釣行、その結果は果たして?
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・ナカイカ)
秋シーズン終盤のヤエン釣り
友人に頼まれたので、福井の秋シーズンヤエンも終盤に入り、中型から1kgオーバーの大型個体の釣果も見られるようになった。
友人から「BBQにアオリイカを差し入れで持っていきたいので、分けてもらえないか」と連絡があったが、今年は秋の釣行回数が少なくストックが0だった。そこで友人に「釣ってくる」と伝え、ヤエン釣行に出かけた。
釣具屋でアジ購入
敦賀方面で竿を出す予定だったが、敦賀方面のエサ屋ではアジがないらしく、遠回りになるが303釣具で購入することにした。
しかし、アジの値段がかなり高騰しており、20匹購入で4,000円オーバー。かなり負担が大きい。値段を考えると、どこかでマシなサイズが釣れる場所を今後見つけたほうが良いかもしれない。
沖堤防を渡りポイントへ
今回はレンタルボートで沖堤防に渡ってヤエン釣りをすることにした。そろそろ水温が低下し、やや深場にアオリイカが移動したかもしれないと考えたためだ。
朝マズメは青物祭り
今シーズンは朝マズメが不発続きで不安がよぎる中、今回も不安が的中。魚のアタリばかりだった。
一気に飲み込めるほどの大型個体ではないらしく、咥えながら走り、無理にリールを巻くとアジをボロボロにして離される状況が続いた。飲み込むまで待ってアワセを入れると、ラインが切れる。どうやら回遊しているのはサゴシのようだ。
アジを付け替えてもサゴシにやられるため、しばらく死にアジを投げて放置することにした。
死にアジにコウイカヒット
死にアジを投げてしばらくすると、ラインがゆっくり持っていかれ、張っていくアタリがあった。
やっとアオリイカのアタリ。それも竿を持つとかなりズッシリとくるサイズだ。すぐにヤエンを投入し、到達を見計らってアワセを入れると針掛かり。引きもかなり強く、大型を確信した。
しかし、上がってきたのはアオリイカではなくコウイカだった。
死にアジの調子が良い
陽も高くなったが、沖向きにアジを投げるとサゴシにやられるため、今度は死にアジを内湾のほうへ投入した。
しばらく放置して目を離した間にラインが張っており、竿を持って確認するとジェット噴射。どうやらイカが抱いているようだ。しかし、ヤエンを投入してやり取りを開始したところ、途中で離されてしまった。
根掛かり連発
その後も内湾側で死にアジを使ってアタリはあったが、ヤエン投入後に根掛かりが連発した。
原因は死にアジ使用によるラインが底を這ってしまい、海底の障害物に引っ掛かるためだ。次回からは死にアジ用に比重が軽いナイロンラインを巻いたリールを用意しておこうと思う。
ワタリガニがヒット
死にアジを放置していると、ゆっくりラインが引っ張られるアタリがあった。寄せてみると不思議な引き方をしており、慎重に寄せていくとカニの姿が!イチかバチかでヤエンを入れ、寄せてゲット。
ヤエンは掛かっていなかったが、ラインが絡んでいたためバラさずに済んだ。