船カワハギ釣りで23cm筆頭に16匹と好釣果【愛知・石川丸】肝じょうゆに舌鼓

船カワハギ釣りで23cm筆頭に16匹と好釣果【愛知・石川丸】肝じょうゆに舌鼓

11月4日、愛知県・南知多町師崎港の石川丸にカワハギ狙いで乗船した。当日は出船3時間前に到着。空いていた左舷トモから2番目に釣り座を決めて車中で待機する。そして午前5時30分に受け付けを済ませ、第八石川丸に乗船して準備を開始する。左舷トモの女性はカワハギ釣りで時々会う矢野さんだった。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘)

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船釣り エサ釣り

石川丸でカワハギ釣り

午前7時に出船。航程40分でセギョウ瀬のカワハギポイントに到着した。浜本船長から「水深は22mです。平たんな根があります。時々根掛かりするので注意してください」とアナウンスがあり、釣り開始となった。

まずは底上50cmからタタキ下げてゼロテンションでアタリを待ついつものスタイルでスタート。すぐにアタリはあったがハリ掛かりしない。左隣りの矢野さんは1投目からカワハギを取り込んでいる。トモ中央の人にもカワハギがヒット。

スタート直後から活性は良いようだが、私はうまく掛けられない。アサリのワタだけ食べるとアタリが止まる。水管やベロはハリに残ったまま。食いが浅いようだ。それでも矢野さんは2匹目をキャッチしている。

そこで食い気を出させるために焦らし作戦で、タタキを止めずにオモリで底をトントンたたくようにしていると明確なアタリが出た。すぐにカワハギだと分かるアタリだったので誘い続けると、イメージ通りにハリ掛かりしてきた。ゆっくりサオを立てるとカワハギ特有のサオをたたくような引き。バレないように慎重にリールを巻き、20cmの良型を取り込んだ。

続けて同じように誘い続けているとひったくるようなアタリでヒット。2匹目を追加してヒットパターンが分かった。

エサ取り名人との攻防を楽しむ

周囲でもパラパラとヒットしており、時合いを逃さないようにサオ先に集中する。それでもアサリのワタだけ取られるとアタリが極端に悪くなる。こまめにハリのエサをチェックし、常に新鮮なエサが付いている状態になるよう気配りした。

その効果もあってアタリはよく出るが、相手はエサ取り名人だけに思い通りにハリ掛かりしない。このやり取りがカワハギ釣りの醍醐味であり、のめり込む人が多いのかもしれない。カワハギを掛けたとき、そしてバラさず取り込めたときは、なんとも言えない満足感がある。

船カワハギ釣りで23cm筆頭に16匹と好釣果【愛知・石川丸】肝じょうゆに舌鼓次々本命を掛けた(提供:週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘)

パラパラと追加していきあと1匹でツ抜けだと思っていると、船中アタリが止まった。船長の判断でポイントを移動。水深24mで、海底は同じような感じだった。

開始直後はトラギスが3連続でヒット。しばらくすると矢野さん、トモ中央の人がカワハギをヒットさせた。朝イチのパターンを再現するように矢野さんに2匹目がヒット。次は私の番だと思っていたが、1つ飛ばされ右隣の人だ。それでも誘い続けてリリースサイズのカワハギをゲット。ツ抜けして一安心した。

当日一番のアタリ

その後は朝イチのような活性ではないがポツリポツリと追加していく。終了1時間前、当日一番の強い引きのアタリが出た。カワハギだったら尺近い大物かもと思いながらリールを巻く。何度も強く引き込むのでアシスタントの山本さんにタモの準備をお願いしたが、タモに収まったのは20cmのマダイと30cmのガンゾウビラメだった。

船カワハギ釣りで23cm筆頭に16匹と好釣果【愛知・石川丸】肝じょうゆに舌鼓カワハギの薄造り(提供:週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘)

その後はアタリが止まり、午後1時の沖上がりを迎えた。当日の釣果はカワハギ23cm頭に16匹(12cmリリース)。薄作りを肝じょうゆで食べて満足の一日だった。

<週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘/TSURINEWS編>

 

石川丸

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石川丸(いしかわまる)  >

大型船3隻体制で、四季折々の人気の釣り物が楽しめます。春はアジやメバル、マダイ、夏はイサキやキス、タコ、タチウオ、秋はマダイやカワハギ、冬はフグやヒラメ、青物など中小物から大物までお任せください。ビギナーからベテランまで幅広いお客様に愛される船宿です。

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年11月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。