船から釣るイメージの強いカワハギだが、今はまさに最盛期だ。堤防やサーフといった身近なフィールドから、手軽に狙うことができる。この時期のカワハギは肝がパンパンに入っており、最高の美味だ。そんなカワハギの刺身をより美味しく・楽しく食べることができるアイテムを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)
冷温プレートを最大限活用
それではここから、冷温プレートを最大限活用した、著者流のカワハギの食べ方を紹介しよう。
刺身は冷たい方が美味
今まで著者は、カワハギの刺身は冷たければ冷たいほど美味しいと感じていたので、直前まで器を冷凍庫に入れておいたり、器の下に保冷剤を敷いたり、自らの手をキンキンに冷やして調理を行っていたのだが……。こちらの写真をご覧いただきたい。
保冷剤と冷温プレートの比較(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)ご覧の通り、冷温プレートは器にジャストフィットする形状のため、刺し身状にカットした身を「キンキンに冷えた器に盛り付ける」ことができる。
これにより、「さばいている最中」から「盛り付け中」、さらには「食べる直前のテーブルの上」まで、冷たさを保持してくれるのだ。これはとんでもない優れモノである。
仕上がったカワハギの刺身
こうして出来上がったカワハギの刺身×冷温プレート(ブルー)がこちら。
カワハギの刺身×冷温プレート(ブルー)(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)実に涼しげで良い雰囲気だ。イエローに盛り付けると、
カワハギの刺身×冷温プレート(イエロー)(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)こんな感じに仕上がる。ご覧のように今回はあえてあしらいを一切使用せず、冷温プレートのブルーとイエローを使用してみた。
器が黒色だったこともあり、著者にはブルーの方が引き締まって見え、相性が良いように感じた。これは使用する器の色によって是非使い分けたいところだ。
実食して驚き!
こうしていざ実食の時を迎え、家族と共に一口頬張って驚愕した。「つ、冷たい!!!」そう、盛り付けから実食まで30分近く経っていたのだが、刺身もキモ和えも、実に冷たいのだ。
冷温プレートに載せた器に盛りつけるだけでこの冷たさと美味しさ。今まであれだけ「冷たい刺身を食べたい!」と奔走していたのは一体何だったのだろうか……。
キモ和えも、口の中に入ったときはひんやり、そこからとろけるような旨味が口の中に広がっていく。控えめに言って最高だ。この味が食べたくて、カワハギを釣りに行く方も多いだろうが、今回は間違いなくそのワンランク上であると確信した。このすばらしい味を、是非体験してもらいたい。
他の調理法でも
今回著者宅では刺身と肝和えという王道2種で堪能したが、カルパッチョやなめろうといった調理法も最高なのではないだろうか。
その他、魚料理だけでなく、ビシソワーズ(ジャガイモの冷製スープ)や冷製パスタといった冷たい料理であれば、なんでも大活躍しそうな予感だ。さらに、中トロやブリのように脂が強い魚であれば、食べる直前まで脂が溶けず、最高の状態をキープできるだろう。
カワハギのその他の調理法
ちなみにカワハギは生で食べるだけでなく、天ぷらや唐揚げといった揚げ物、煮付けやあら煮の他、酒蒸し、味噌汁や吸い物、干物、丸焼き、鍋など、どんな調理法とも相性抜群。是非様々な調理法を試してほしい。
著者宅ではあら煮も堪能した(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)冷温プレートでカワハギを美味しく食べよう
今回著者は初めて冷温プレートを使用して、陸っぱりで釣れた旬真っ盛りのカワハギをいつも以上に楽しく調理し、美味しく頂くことができた。
冷温プレートは、より美味しくカワハギを食べたいという方におすすめ、いや激推ししたい逸品だ。ぜひ、購入を検討してみてほしい。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>

