あっという間に11月、12月はもうすぐそこ。12月と言えば各地でメバル釣りが本格化する頃合い。今回はメバリングに焦点を当てて、予算3万円なら自分はこう使うかなというシミュレーションをご紹介。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
アジングとの違い
アジングとメバリングはライトゲームとして一括りにされがちだが、釣りの性質は異なる。アジングは竿で操作してアタリを積極的にかけていく釣りで、竿の操作性と感度が重要。その為感度が良くハリのある短めの5ftクラスの竿が好まれる。
メバリングは基本的にキャストして平行にルアーを一定の速度で巻いてくる釣り。メバルはアジと違ってテトラや岩礁の隙間に潜ろうとするので、根ズレ回避の為と遠投性を考慮して7ftクラスで食い込みの良い柔らかめの穂先の竿が好まれる。
こういった違いから、アジングとタックルを分けて今回はメバル仕様で考えていく。
ロッド ~7000円
上述の理由で、7ftでL~ULものをチョイス。メバル狙いであればそこそこの感度があれば十分に釣りは成立する。
ダイワ ルアーニスト 6000円前後
シマノ ルアーマチック 6000円前後
メジャークラフト ソルパラ 8000円前後
大手メーカーのエントリーグレードを買っておけばまず入門用としては間違いないだろう。
リール ~14000円
竿を少しエントリーグレードの中でも安めの物を選んだのは、メバルは巻きの釣りだから。なるべく巻きの良いリールを選ぶためにこちらに予算を回したい。各社ライトゲーム専用モデルをリリースしているのでそちらをチョイス。
メバル用なら番手は1000番~2000番で、ギア比は好みによるが個人的にはハイギアをいつも選ぶ。
ダイワ 月下美人X LT ~14000円前後
シマノ ソアレBB ~13000円前後
ライン ~3000円
こちらも個人の好みに左右されやすいところだが、私としてはメバリングにはPEラインをオススメしたい。PEラインを勧める理由はやはり強度面からである。
メバルはナイトゲームの時はボトムから浮いている魚だが、釣り人の区分的には根魚の分類に属する。ヒット後は物陰に隠れようとするのでそれを無理やりにでも止めなければならない時がある。
また、メバリングの定番ゲストであるシーバスやクロダイ等の大型魚ともドラグを駆使し丁寧にやれば渡り合える(ランディングネットは必須だが)。
太さは0.2号~0.4号で、0.3号がオススメだ。ゲスト魚が多いようなエリアなら0.4号が良いだろう。PEラインを使う以上、リーダーは必須。1.5~2.0号のフロロカーボンラインのリーダーを別途購入しておこう。
ルアー ~5000円
メバリングの基本ルアーはジグヘッドとワーム。ジグヘッドは1g、2g、3gあたりまでを数種類揃えておくと良いだろう。メバルのタナは流動的で、コロコロ変わるので状況に応じジグヘッドの重さを使い分ける。
メバルはとても目の良い魚だ。ワームの色も良く見ているといわれる。2inchのベーシックなサイズのワームカラーを変えながら数種類購入しておこう。定番はクリアーカラーだが、個人的にはチャートやピンク、グリーン等も外せない。
その他小物
残りの残金で小物を揃える。スナップとジグヘッドケースはマストで欲しい所。メバルがジグヘッドごと飲み込んでしまったり、シーバスにルアーを丸呑みされることがたまにあるので、フォーセップも買えるなら揃えておきたい。
また、メバルはナイトゲームが基本なのでヘッドライトも忘れてはいけない。安価な物なら1000円未満で買えるが、将来性を考えたらヘッドライトは少し別計上で良いものを買っておいた方が後々買い替える必要もないだろう。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>