豊後水道でのテンヤタチウオ釣りイベントで良型続々＆船中全員安打達成【大分】

10月14日、大分県佐賀関の金山港に30人以上のアングラーが集まった。今季絶好調の豊後水道エリアでタチウオイベントが開催。ゲストとしてインフルエンサーの松本望さんも参加した。

（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース西部版APC・久保和之）

TSURINEWS編集部

2024年11月18日

豊後水道エリアでタチウオイベント

午前6時、遊漁船クルーズ、彗進、kuro．ebisuの3隻に分かれて出船。当初は釣った尾数で競うことになっていたが、前日に1人50～70尾釣れたとのことで急きょ1尾の重量勝負となった。仕掛けはタチウオテンヤ。エサは「テンヤ鰯」「オオナゴ」「コノシロ漁師切りブルー」の3種が配布された。

港から1時間走ったエリアで釣り開始。水深は180m前後あるので電動リールでないと手返しのよい釣りにならない。テンヤの重さは50～60号だが、オマツリを回避するには重いテンヤの方が良いだろう。松本さんはテンヤを着底させ、デッドスローで巻き上げる。

ほかのアングラーはサオ先を振って誘って止め、リアクションバイトを誘うやり方で尾数を稼いでいた。しかし、上位に食い込むにはタチウオの大きさが大事なのだ。船長いわく「底付近はサイズが良い、あとは120～90mラインにも魚影がある」。どの層を狙うか悩みどころだ。

良型続々登場

食いが立っている夜明けから朝マヅメはラインの巻き上げ速度はやや速めが良いようだ。1時間もしないうちに遊漁船クルーズに乗り込んだアングラー全員安打達成。タチウオテンヤ初体験の人も数人いたが、食うタナでステイさせてコツコツとアタリを誘いだしてアワせると面白いように釣れる。食い上げのアタリはフワっと軽くなるとは頭で分かっていてもアワセのタイミングが難しい。初心者なりにベテランの釣りを見て学ぶとコツをつかむのが早い。

アタリが遠のき、場所移動のため回収を指示されて高速で巻き上げた瞬間、松本さんに強いアタリ。同じく隣にいた2人のアングラーにもアタった。エサが一斉に逃げていく感じがタチウオの食い気に一気に火をつけたようだ。

タチウオ手中（提供：週刊つりニュース西部版APC・久保和之）

このファイヤードラゴン釣法で仕留めたタチウオは指幅5本クラスで、松本さんも良い滑りだしとなる。

3種のエサに関していえば、テンヤ鰯は食いが良いのだがすぐにボロボロになるので毎回エサの付け替えが必要だ。コノシロ漁師切りはエサ持ちが良いのでタチウオが競って食うような高活性の場合でも活躍してくれた。オオナゴは島原沖ではよく使われているが豊後水道ではなじみがなく、使った人は少数だった。シルエットが大きく目立つので十分食うエサだということが分かった。