堤防釣りでよく釣れるキュウセンベラ。市場に出回ることはほとんどなく、釣り人だけが味わえる魚だ。今回は「キュウセンベラのサッと煮」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・松田正記)
ベラの種類
九州地方のベラはササノハベラとキュウセンベラの2種類。いずれも10~20cmと小さいが、まれに30cm近い超大物もいる。見た目は不格好だが、「食べると美味い」ことは釣り人なら、誰もが知っている。
持ち帰り方
釣れた魚は、そのままクーラーに収納。ただし、20cmを超す刺し身サイズはナイフなどを使って絞めよう。
下処理
持ち帰ったベラはウロコを剥いで、エラとワタをとる。ウロコが剥ぎにくいことから、丸のまま調理する「ママ煮」という料理法もあるが、どうしてもウロコが気になる。
湯通し
下処理後は魚に切り目を入れて軽く湯通しし、お湯を切る。
ここに調味料を加え、煮付けの準備。割り下は濃口しょう油1、みりん1、砂糖1。おろしショウガ少々。
たったの3分
調味料を入れたら加熱。ひと煮立ちしたら弱火にし、たったの3分。グツグツ煮る必要はない。ひと口食べると病みつきになる、まさに煮付けの王様だ。
<松田正記/TSURINEWSライター>