さしもの猛暑も収まり、いよいよ秋本番。海中も夏から秋へと移り、釣れる魚種が増え、思わぬ大物も現れる。堤防や砂浜の五目釣り、大物釣りのシーズン到来だ。一宮市の小島さんからメールがあり、久しぶりに愛知県常滑市のりんくう常滑へ釣行することにした。同行は清須市の大学生石黒さん。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・大田豊明)
常滑りんくう釣り護岸で投げ釣り
10月中旬、午後1時から夕マヅメを狙う予定だったが、午後から降雨と強風の予報に、予定を繰り上げ午前8時現地集合とした。この日の潮回りは旧暦9月17日の大潮、満潮6時58分、干潮12時49分(名古屋港)。
私と石黒さんは電車釣行。釣り場は交通の便が良く、名鉄常滑線・りんくう常滑駅から徒歩5分と近い。5時半に名古屋市内を立つと7時には釣り場に到着する。
車の場合は専用駐車場が2カ所ある。北のりんくうビーチは5時~22時で料金千円。南の駐車場は台数40台前後と少なく混み合うが、24時間で500円。
投点50~70mで良型キス快釣
私と石黒さんは名鉄高架橋近くに釣り座を構え、投げザオをセットした。投げるたびにキス特有のアタリがあり15cm級が上がってくる。ポイントは50~70m付近。石黒さんが良型のキスをゲット、測ると20cm近い。
午前8時すぎに小島家がやってきた。いさと君、ときあ君の兄弟とは昨年知り合ったが、会うたびに大きくたくましく見える。小島ファミリーは護岸の北へ進み、中間部辺りに釣り座を構えた。
海は雨上がりの影響で少し濁りがあり、木曽三川からの水量が増しているようだ。水潮ではないかと案じたが、アタリは頻繁に出た。下げ潮の釣りだが、7時~10時ごろがもっともよく釣れた。
当日のタックル
私のタックルは、サオはシマノスピンパワー385EX+、リールはシマノサーフリーダー、ミチイトPEライン0.8号200m、チカライトPEライン1~6号。オモリは富士工業スピードデルナーテンビン25号、仕掛けは自作でミキイトはフロロカーボンライン2号、ハリはがまかつF1キス6号の3本バリ。エサはイシゴカイをハリの長さだけ刺した。
パワーイソメに良型アジ
周りに注意しながらオーバーヘッドキャストで投入。大きな弧を描いて100m沖に着水。ゆっくりさびいてくるとプルプルというキス独特の小気味いいアタリが続く。
小島さんのママは投げ釣りには珍しい良型のアジを上げた。エサはマルキユーのパワーイソメ赤。
兄のいさと君はリズム良くさびいて良型キス3連パーフェクト達成。これを見て弟のときあ君もやりたいということで、同じようにさびくスピードとリズムを教えると「巻いて、巻いて、休んで」と口ずさみながらさびいてくる。
なんと良型キスをダブルで上げた。よく釣れるので時間も忘れてみんな釣りに夢中だ。雨がぱらつき始めた午後4時に納竿した。
当日の釣果
本日の釣果は、投げ釣りでキス、ハゼ、メゴチ、フグ、アジ、ヒイラギ、エソが、足元のブラクリ釣りでカサゴが釣れた。
海水温が落ち着き、魚の活性もとても良かった。これからいよいよカレイのシーズンだ。11月末にかけてキス、ハゼ、セイゴ、カレイ、クロダイ、マゴチ、ヒラメ、カサゴ、メバル、アイナメなどが釣れる。
注意点は、
1. 持ち込んだものは持ち帰る
2. 仕掛けや切れたイトを放置しない
3. 周囲の釣り人にあいさつする
これで釣りがもっと楽しくなる。きれいな釣り場と自然・環境を大切にしよう。
<週刊つりニュース中部版APC・JOFI愛知・大田豊明/TSURINEWS編>
常滑りんくう釣り護岸