日中の堤防ライトルアー釣りでカサゴと対面【兵庫・垂水漁港】ボトムワインドに反応

日中の堤防ライトルアー釣りでカサゴと対面【兵庫・垂水漁港】ボトムワインドに反応

垂水漁港にカサゴゲームに出かけた。10月6日。朝夕涼しくなってきたが、まだ昼間は暑い。まだ海水温も25℃を下回っていない。カサゴゲームの最盛は過ぎつつあるが、日中から食うボーダーラインでもある。秋になるとデイのルアーフィッシングはこう簡単にはいかない。釣れるときに釣っておこう。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ショア ソルトルアー

垂水漁港の「最後の夏」

夏の暑さが残る、と言いたいところだが、毎日体感40℃に近い暑熱に慣らされた体は、面白いもので28℃なら何とも思わなくなってくる。事実私はこの日夜の部には、上っ張りを必要としたほどだ。暑い寒いの感覚が極端で、ちょっとした気温変化に苦楽を感じる。まるで変温動物で水温の上下に過敏反応する魚と同じようだ。

それでも10月6日といえば、最後の夏といっても遅いくらい。ともあれ16時スタート。なんといきなり隣の人がマダイを釣り上げてしまったので、今日の潮はいいんじゃないかな?

カサゴがちょこちょこ

3gのマイクロメタルジグでスタートする。足元打ちから始めて、少しずつ沖へと範囲を広げていく。どうも上手い具合に根掛かりしないのはいいが、この日は反応が薄い。小さなメバルが浮いている。イワシの姿も見られたが、メタルジグの回収時にはピクリともしなかった。気分が違うらしい。

日中の堤防ライトルアー釣りでカサゴと対面【兵庫・垂水漁港】ボトムワインドに反応こんな場所(提供:TSURINEWSライター井上海生)

では、ボトムのワインドにかえよう。3.5gのジグヘッド、1.5inchのワーム。ちょんちょんと跳ねさせて、エビを模す。アジングロッドなのでバカ遠投はできないし、沖でやるとアピール度合いが索漠として自分の中で感触が持ちにくい。そこで、船曳場周りで試してみた。範囲を限定してやってみる。

うん、思った通りだ、カサゴが反応した。小さい!

日中の堤防ライトルアー釣りでカサゴと対面【兵庫・垂水漁港】ボトムワインドに反応ミニカサゴ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

デイゲームでは型が伸びないものだ。ただカサゴは冬になると大きくなり、引きもすごくなる。そして垂水漁港ではすばらしいことに、寒くなるとアイナメなどの冬根魚がバンバン出る。今年はクジメ、アイナメ狙いでパワーライトゲームを企んでいるので、またそのときに来訪したい。

エギングアングラーの多さ

そのあとも数尾追釣した。しかし何よりこの日は、エギングアングラーの多さに驚いた。確かに一等地ではあるが、真昼間からやるとは。エギングに詳しくないが、デイゲームでも釣れるのだろうか?いたるところに墨跡が見られたので、なんだか自分も参加したくなってくる。

日中の堤防ライトルアー釣りでカサゴと対面【兵庫・垂水漁港】ボトムワインドに反応エギングアングラーズ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

エギングをしている釣り人が多いことは、とある事の示唆になる。それはエギのベイトとなるイワシそしてアジが入っていることだ。事実この後、夜の部の釣りでは豆アジを多数しとめることができた。

いいじゃん垂水漁港。ここ数年サッパリだめだったが、今年は全体的に釣り物がいいらしい。何せ最初にマダイを釣っている人を見たから、こちらまで運気上昇させてもらった気がする。

今釣るなら、今後釣るなら

垂水漁港の今、そして今後の展望を述べたい。

今は日中のサビキ、あるいはジグサビキでアジとイワシが狙える。カサゴやハタ類が食うことももちろんある。日中の突然のナブラも珍しくない海なので、ライトゲームならばPEラインは最低0.3号を張っていきたい。キワ釣り、探り釣りでカサゴも間違いない。

そして今後だ。筆者は当たり年の予感がしている。垂水の秋の回り物はわりとギャンブルだが、今年はわーっと入る時期があるんじゃないだろうか?というのも、港内にわりと全面的に豆々アジがいる。春に産まれた卵が孵ったものだろうが、このちっこいアジを大好きなのがタチウオ!サーベリングが賑わいそうだ。

日中の堤防ライトルアー釣りでカサゴと対面【兵庫・垂水漁港】ボトムワインドに反応アジを好むタチウオ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

今は海の状態がとてもいいので、ぜひ偏光グラスを持って行ってほしい。筆者はカラーレンズをかけて今回釣行していたが、そんなに意識していなくてもそこかしこにイカの姿が見られた。水中をのぞき込むだけでも面白い。昼も夜も釣りして、また海を感じる愉しみがある。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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垂水漁港