相浜港でフカセ釣り
天気は晴れ、南風がやや強めに吹いて、気温は30度を超える予報。当日は中潮で、館山地区は15時14分に潮位147cmで満潮となる。
9時ごろ到着。最近調子がよかった相浜港へ向かう。まだまだ暑いので、釣り人は少なく閑散としている。港内は遊漁船利用者、漁業関係者以外は駐車禁止なので要注意。駐車スペースから少し距離があるので、背負子があると便利。
用意したまきエサは、オキアミ3kgにマルキユーのチヌパワームギスペシャル1袋とナンバー湾チヌⅡ1袋。
まきエサを立ちウキ周辺に次つぎと撒いてアタリを待つ。撒きエサが沈んでいくのをぼーっと見ていると、ウキがスッと消し込んだ。大きくアワせると、ヒットしたのは32cmクロダイ。
早々に本命が釣れたので期待したが、その後はエサ取りの猛攻。正体はクサフグだ。移動を考えていると、突然の大雨に急いで撤収。
乙浜港へ移動
次に向かったのは乙浜港。移動中、雨は降ったりやんだり。到着すると、駐車スペースには車が複数停まっている。
ていねいに水深を測って、相浜港と同様の仕掛けで再開。タナは海底スレスレの5m。こちらはエサ取りが少なく、生オキアミでも十分通用する。クロダイが寄ってくることを信じて、のんびりとアタリを待つ。
しばらくして、ウキがスポンと入った。軽い手応えで上がってきたのは小型のマダイ。ハリは飲んでいないので優しくリリース。
エサ取りが少ないので、ウキ周辺にまきエサを多く撒いていくとアタリが到来。グングンと重量感はあるものの、引きが強くない。不信に思っていると、上がってきたのは大きなイシガキフグでがっかり。
42cmクロダイヒット
本命が釣れないまま小雨が降ってくると、断続的に激しくなる。耐えながら、やがて夕マヅメの時間を迎える。潮は満潮から下げ潮になっているので水深を測り直す。
やがて、立ちウキがスッと押さえ込まれたので素早くアワせる。重量感とスピードがある竿絞りに良型を確認。魚との距離を縮めていく。沖に向かって疾走したかと思うと、今度は一転して足元のロープに突進。全速でリールを巻いて応戦。
ロープ際ぎりぎりで強引に止めると竿を絞り込む。慎重な操作を繰り返し、観念したところで上がってきたのは、42cmの精悍な面構えをしたクロダイだった。
<週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛/TSURINEWS編>
乙浜港