シーバスやクロダイはもちろん、夏から秋にかけて様々なターゲットが好期を迎える。色んなゲームを1タックルで楽しみたい!そんな悩みを解決してくれるロッドがオリムピックのTIRO(ティーロ)シリーズ。今年リニューアルされたモデルのうち、今回はスピニングモデルについて同社の鈴木さんに解説してもらった。
(アイキャッチ画像提供:オリムピック)
ルアーキャスティングロッド「TIRO(ティーロ)」
皆さん、こんにちは。株式会社オリムピックの鈴木です。ショアからのルアーキャスティングロッドとして国内外で高い評価をいただき、ロングセラーとなっている当社のTIRO(以下、ティーロ)シリーズが、9年ぶりにフルモデルチェンジを果たし、ついに今年発売となりました。
今作の24ティーロシリーズは、前シリーズのスピニングモデル3アイテムから、スピニング7アイテム、ベイト2アイテムと大幅にラインアップを増やし、全9アイテムとなりました。
以前、TSURINEWSの記事でもベイトモデルを紹介させていただいたので、今回はスピニングモデルを紹介したいと思います。
受け継がれる汎用性
例えば、アジだけを狙うのであれば、やはり専門性の高いアジングロッドの方が、より快適に数多く釣ることができるでしょう。
エギング、シーバスなどでも同じことが言えます。決まった魚種しか狙わないというのであれば、やはり専用ロッドを用いたほうが良いと思います。
しかし、「多くの魚種を狙いたいけどタックルをたくさん用意できない…」そんな人にお勧めしたいのが、24ティーロシリーズです。
ティーロシリーズのコンセプトは「高い汎用性」。今作の24ティーロも誕生時のコンセプトを受け継ぎ、高い汎用性を備えたマルチパーパスロッドとして生まれ変わりました。専門性はありませんが、幅広い釣り方に対応できるロッドになっています。
軽量化とブランクスパワーを両立
さまざまな弾性のカーボンシートを適材適所に組み合わせたこと、グリップ周りの基本設計を見直したことで、本シリーズの特徴である不意の大物にも対応できる強靭なバットパワーを損なうことなく、前モデルよりも軽量化を実現しました(S762L、S792ML、S772Mがこれに該当)。
これによって操作性や感度などを向上させつつ、安心して魚とやり取りできるブランクスパワーの両立を実現できたのです。
独自の高感度グリップを採用
24ティーロのスピニングモデルには、オリムピック独自開発のオリジナルカーボンリールシートの第2弾となる「OP-02」が採用されています。
「OP-02」は同じくオリムピックのオリジナルリールシート「OP-01」に比べて握り方の自由度が高く、ライトゲームからパワーゲームまで幅広く対応するオールラウンドなグリップです。
加えて、このグリップは従来品よりも高硬度になっているため、手に伝わる反響感度も鋭敏になり、ロッドの感度を大きく向上させました。