エギングを始めたい初心者にとって、最初のロッド選びは悩みの種。「MとMLの違いは?」「8.6ftは本当にベスト?」と迷っていませんか?この記事では、失敗しないエギングロッドの選び方を分かりやすく解説。さらに初心者から上級者までおすすめ20選を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・中西)
エギングロッド選び3つのポイント
エギングロッドを選ぶ際には多くの要素がありますが、初心者が最初に考えるべき最重要ポイントはたったの3つです。まずはこの3点だけを覚えれば、大きな失敗をすることはありません。
エギングロッドにはさまざまな番手がある(提供:TSURINEWSライター・YAHA)1. 長さは万能な「8.6ft」を選ぼう
結論から言うと、最初に選ぶエギングロッドの長さは「8.6ft(約2.6m)」が最適です。
多くのメーカーが汎用モデルとして採用している基準の長さで、十分な遠投性能と操作性のバランスが最も良いのが特徴です。これ1本あれば、防波堤から少し足場の高い磯まで、ほとんどの釣り場に対応できます。
もちろん、これより短いロッドは操作性が高く、長いロッドはさらに遠投性能に優れるといったメリットがありますが、それらは2本目以降に自分のスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。まずは基準となる8.6ftを選びましょう。
2. 硬さは「ML」が基本
ロッドの硬さは、初心者が最も迷うポイントです。結論として、「ML(ミディアムライト)」クラスを選んでおけば間違いありません。
エギングでは、秋の数釣りシーズンには比較的小さいエギを使い、春の大型狙いシーズンには大きいエギを使います。「ML」はその両方に対応できる、まさしく「ちょうどいい」硬さ。1年を通してエギングを楽しみたい初心者に最も適した、基本の硬さと言えます。
もし秋の数釣りだけをメインに考えているなら、より柔らかい「L」なども選択肢になりますが、汎用性を考えると最初の1本は「ML」がベストです。
3. 最初は1万円台のコスパモデルから
最初の1本は、実売価格で1万円〜1万5千円程度のモデルから選ぶのがおすすめです。
この価格帯は、シマノやダイワといった大手メーカーの入門モデルが最も充実しており、「安いだけの竿」とは一線を画す十分な基本性能を備えています。上位モデルから受け継いだ技術が使われていることも多く、釣果を出すのに全く不足はありません。
もちろん高価なロッドほど軽く、感度も高くなりますが、まずはこの価格帯の信頼できる1本を使い込むことで、将来ステップアップする際に自分が次に何を求めるべきかが明確になります。
初心者におすすめのエギングロッド9選
ここからは、「選び方の3つのポイント」を踏まえ、初心者が最初の1本として選んで後悔しない、コストパフォーマンスに優れたエギングロッドをランキング形式でご紹介します。迷ったら、この中から選べば間違いありません。
自分に合ったエギングロッドを見つけよう!(提供:TSURINEWS編集部・中西)1. セフィア BB S86ML
「シマノ セフィア BB」は、コストパフォーマンスに優れたエギングロッドです。ブランクスにはネジレに強いハイパワーXを搭載しており、エギの操作性が良く、価格以上の性能を発揮します。
8.6ftの扱いやすい長さとMLクラスの張りで、1.8~3.8号の幅広いエギに対応。秋の数釣りから春の大型狙いまでオールシーズン活躍できる汎用性の高さが魅力です。
・全長:2.59m
・自重:105g
・仕舞寸法:133cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.8〜3.8号
・適合ラインPE:0.4〜1号
2. エメラルダス X 86ML・J
「ダイワ エメラルダス X 86ML・J」は、遠投性能と操作性のバランスに優れた定番モデルです。
対応エギサイズは1.8~3.5号で、秋の数釣りシーズンに沖のポイントをじっくり探るスタイルに最適。8.6ftのレングスはロングジャークでエギを高く跳ね上げる動作にも強く、幅広いアクションを快適にこなせます。
さらにブランクスのバット部にはカーボンテープをX状に締め上げる「ブレーディングX」を採用。ラインスラックを活かしたナチュラルなテンションフォールも自在で、状況に応じた多彩な誘い方を可能にする一本です。
・全長:2.59m
・自重:103g
・仕舞寸法:134cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.8〜3.5号
・適合ラインPE:0.5〜1.0号
3. ソルパラ エギング SPE-862ML
「メジャークラフト 24 ソルパラ エギング SPE-862ML」は、2.5~3号のエギを中心に扱いやすい設計で、エギング入門に適したモデルです。
8.6ftのレングスは遠投性能に優れ、足場の高い堤防からのロングキャストも得意。さらに、スレた春イカを狙う繊細な釣りにも対応できるため、秋の数釣りから春の大型シーズンまで幅広く活躍します。
価格は手頃ながら扱いやすさと汎用性を兼ね備えており、最初の1本として安心して選べるロッドです。
・全長:2.59m (8.6ft)
・自重:104g
・仕舞寸法:-
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.5〜3.5号
・適合ラインPE:0.4〜1.0号
4. エギング X 86ML
「エメラルダスX」よりさらに価格を抑えた、ダイワのハイコストパフォーマンスモデル。
上位機種譲りの技術「ブレーディングX」を搭載し、シャクリやすさと投げやすさを両立。遠投性能を重視しており、1.8~3.5号のエギに対応。秋の数釣りシーズンに広範囲をテンポよく探るスタイルに最適で、初めての1本として安心して選べる高コスパロッドです。
・全長:2.59m
・自重:110g
・仕舞寸法:134cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:1.8〜3.5号
・適合ラインPE:0.4〜1.0号
5. ソルティースタイル エギング 862M-KR
「アブガルシア ソルティースタイル エギング 862M-KR」は、堤防や磯、足場の高いポイントなど幅広いシチュエーションに対応できる万能ロッドです。
3.5号のエギを基準に設計されており、3号や4号の使用も快適。オールシーズン活躍する1本です。ブランクスはあえて張りを抑えたレギュラーテーパーを採用しており、軽い力でも自然なアクションを演出可能。警戒心の強いアオリイカにもしっかりアピールできます。
さらに、KRガイドを採用しており、ライントラブルを防ぐ設計も嬉しいポイントです。多様な釣り方を楽しみたい方にもおすすめです。
・全長:2.59m
・自重:127g
・仕舞寸法:132.5cm
・パワー:M
・対応エギサイズ:3.0〜4.0号
・適合ラインPE:0.5〜1.0号
6. トリプルクロス TCX-862EL
メジャークラフトのエギング専用ロッド「トリプルクロス」。タテ・ヨコ・ナナメの4軸カーボンを採用し、3種類のカーボンを融合させた高性能ブランクが特徴です。
軽量ガイドにより感度と操作性も大幅向上。中でも「TCX-S862EL」はソリッドティップ搭載でスレイカ攻略に強く、違和感なく抱かせる繊細なアプローチが可能。エギング初心者から上級者まで、最新テクノロジーが詰まった一本です。
・全長:2.59m
・自重:-
・仕舞寸法:-
・パワー:ML相当
・対応エギサイズ:2.0〜3.5号
・適合ラインPE:0.4〜1.0号
7. ルアーマチック S86ML
「シマノ ルアーマチック S86ML」は、初心者向けの万能ルアーロッドで、エギングをはじめタチウオやシーバス狙いにも対応できるモデルです。
2.59mのレングスは遠投性能と操作性のバランスに優れ、防波堤や堤防など幅広いシーンで活躍。実売1万円前後と手頃ながら、シマノならではの信頼性の高い設計で安心して使えます。
初めてのエギングロッドとしてはもちろん、複数のターゲットを狙いたいアングラーにとってコストパフォーマンスの高い1本です。
・全長:2.59m
・自重:約123g
・仕舞寸法:133.2cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:2.5〜3.5号
・適合ラインPE:0.6〜1.5号
8. ルアーニスト 86ML
「ダイワ ルアーニスト 86ML」は、エギングはもちろんシーバスやタチウオ狙いにも使える汎用ルアーロッドです。
2.59mのレングスで遠投性能と操作性を両立し、堤防や河口域など幅広いフィールドに対応。適合ラインはPE0.6〜1.2号で、軽めのルアーやエギを扱いやすい設計になっています。
エギング専用機ほどの繊細さはないものの、シャープな操作感と安定したキャスト性能で、複数の釣りを楽しみたい初心者におすすめできるモデルです。
・全長:2.59m
・自重:147g
・仕舞寸法:134cm
・パワー:ML
・対応エギサイズ:2.5〜3.5号
・適合ラインPE:0.6〜1.2号
9. ファーストキャスト エギング FCS-862EL
「メジャークラフト ファーストキャスト エギング FCS-862EL」は、2号前後のエギを使った秋イカ狙いにぴったりの入門モデルです。
8.6ftの長さによる遠投性能で広範囲を探れ、秋の数釣りシーズンに活躍します。さらに10g前後のジグヘッドやマイクロジグを用いた根魚やチヌ、カマス、小サバ狙いにも対応。
エギングだけでなく、チョイ投げでのシロギスやサビキでのアジ釣りなど、幅広いルアーフィッシング・エサ釣りに流用できる汎用性の高さも魅力です。
・全長:約2.59m
・自重:-
・仕舞寸法:-
・パワー:ML相当
・対応エギサイズ:2.0〜3.5号
・適合ラインPE:0.4〜1.0号

