釣り好き父さんにとって夏休みはこどもと一緒に釣りを楽しむ絶好のチャンス。純粋に釣りを楽しむのもいいですが、この機会に釣り関連のテーマでお子さんの自由研究をサポートすれば親子の絆もさらに深まることでしょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
「捌いて食べる」自由研究
今回筆者が提案する自由研究のテーマは魚を捌いて食べることです。
具体的には、
・魚を捌いてみる
・魚の部位を食べ比べてみる
・魚の調理法による食べ比べ
このテーマは、食育はもちろんのこと、社会課題でもある魚食推進という観点でも有意義だと思います。また、もし仮に釣果に恵まれなかったり、釣りに行く時間がない場合でも鮮魚店などで魚を購入すれば成立するのも取り組みやすい点になります。
親がある程度調理に慣れているのなら指導的な立ち位置で取り組めますし、もしも不慣れな場合は親子で一緒にトライしてみるというスタンスでチャレンジしてみてもよいと思います。
魚を用意する
釣るか購入するなどして調理する魚を用意します。アジなど捌きやすい魚がよいと思います。できれば2匹以上用意してお手本を見せながら取り組んでみたらよいと思います。
魚をおろす
3枚下ろしなど、親がお手本を見せながら、お子さんにも捌いてもらいます。皮も引き、身に残った骨も取り除きます。
各工程の写真を撮影しながら記録しておきます。
魚の部位の食べ比べ
背側・腹側・尾側など部位ごとに刺身を実食して感想を記録します。
魚の調理法による食べ比べ
食べ比べのバリエーションはいくつかパターンが考えられます。好みや調理力に応じて決めたらよいと思います。たとえば、
・刺身、炙り、昆布締め
・たたき、なめろう、サンガ焼
・塩焼き、煮つけ、フライ
結果
自由研究の経過をまとめ、研究を通しての感想などを記入しま食べ比べの評価は単に美味しいか美味しくないかだけにならないように、評価項目を決めて5段階評価などで数値化したら分かりやすくなると思います。
たとえば、「身のやわらかさ」「脂分の多さ」「見た目の良さ」「臭みの有無」など設定してみてはいかがでしょうか。また、合わせて家族の評価も加えると客観性がアップするでしょう。
注意点
刃物や魚のヒレなどでケガをしないように十分注意しましょう。お子様の力量によっては調理は親が実施するなどしましょう。
最後に
今回ご提案した自由研究の目的は、魚を調理する共同体験を通じて親子の関係を深めることが最優先ですが、裏の目的としては夏休みに子どもの面倒をよく見ている自分を配偶者や家族に印象付けると同時に、家族にも釣りに対する好意的な理解を深めてもらい、大手を振って釣りに出かけられる環境を整えることなのです。
<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>
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