これからの季節、暑い日中を避けて涼しい夜釣りの頻度が増えるという人も多いでしょう。ただ、温度的には快適でも、夜に厄介なのが『蚊』の存在です。今回は、釣行における5つの『蚊』対策を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
暑い季節は涼しい夜釣りがオススメ
最高気温が25度を超える夏日が続くようになると、日中の釣りは暑さとの戦いになります。熱中症のリスクはもちろん、強い紫外線による日焼け対策も必須です。気温が高い中、ランガンで頻繁に探り歩いたりすると、どうしても体力的につらくなることも。そんな暑い季節にオススメなのが夜釣りです。
日中のじりじりとした暑さを避けられる上、涼しくて気持ち良く釣りが楽しめます。また、初夏から秋頃までは夜でも多くの魚が狙える絶好の夜釣りシーズンで、定番ターゲットのアジやタチウオなどが狙い目です。梅雨頃はブッコミ釣りでウナギ狙いも楽しい時期になります。
夜釣りの大敵『蚊』
暑い時期の夜釣りは涼しくて快適ですが、どうしても蚊が多く現れるタイミングなので、なるべく刺されないように対策が必須です。薄着がちょうど良い時期ですが、肌を出して釣りをしていれば簡単に刺されてしまします。
筆者は薄着で夜釣りに出かけて6カ所近く蚊に刺された経験があるので、以降の蚊対策はかなり念入りです。夜は蚊の吸血行動が活発になる時間帯でもあり、釣りをしているとどうしても蚊が寄ってきます。
周りを飛ばれるとなかなか釣りに集中できないほか、刺されると痒くて大変です。反対に、蚊が寄りにくくなれば釣りに集中できるので結果的に釣果アップにも繋がります。
夜釣りの『蚊』対策5選
オススメの蚊対策を紹介します。
1.蚊取り線香
おなじみの蚊対策アイテムで、良く見かける設置型のほか携帯できる吊り下げ式もあります。蚊以外の虫にも効果がある優れものですが、煙に独特なニオイがあるので苦手な人も多く、風があるときは成分が流れてしまいなかなか効果が得られない可能性もあります。
2.ハッカ油
薬局やドラッグストアでも購入可能な植物油で、スーッとする強い香りが特徴です。蚊が強い香りを嫌がって寄りにくくなるので、かなりの効果が期待できますが、揮発性が高く、効果が短いのでこまめにつけ直す必要があります。原液は刺激が強いので、そのまま使用するよりも水と少量のアルコールで薄めて使用するのがおすすめです。
3.虫除けスプレーを携帯
ハッカ油よりも効果が長いので、長時間夜釣りを楽しむときにオススメです。釣り開始前に全身に満遍なくスプレーしておき、ある程度時間が経過したらもう一度スプレーし直すとしっかり効果が発揮されます。
ハッカ油と違い、ほとんどの場合、容器が大きめのスプレー缶なのでどうしても場所を取るのが難点ですが、タックルバッグのドリンクホルダーなどを上手く活用すれば意外と持ち運びも簡単です。
4.お酒はNG
釣行時は車やバイク移動の場合はもちろん、海辺での安全を考えると、お酒はNGですね。夜で周りが見えない中、足元がフラつくなどの危険はもちろん十分ご存じと思いますが、お酒の影響はそれだけにとどまりません。
お酒を飲むと、身体から排出される二酸化炭素が増加して、蚊が寄ってきやすくなります。お酒を飲まないだけでも蚊に刺されるリスクが減るので、釣行後に自宅でゆっくり飲んでください。
5.刺されにくい服装で釣行する
蚊は黒っぽい色や暗い色に寄ってきやすい習性があるので、明るめの服を着ていくことをオススメします。また、アンダーシャツや長袖の服で肌をできる限り隠すのも効果的です。
もちろん、明るい色なら蚊が寄ってこない訳ではないので半袖や半ズボンは注意が必要です。また、虫除けスプレーや蚊取り線香などと組み合わせると、蚊に刺されるリスクがかなり減るので、夜釣りに出かけるときの参考にしてみてください。
<杉本隼一/TSURINEWS・WEBライター>