多彩な魚種が楽しめる晩秋の伊勢湾。腰を据えてヒイカを狙うつもりでいたが、仲間の話ではここ数日調子が上がらないらしい。ということで予定変更。11月末に2日連続で三重県四日市市の四日市港へ、メバリングとライトロックゲームをしに出かけてみた。
2日目はまさかの・・
そんな訳で、2日で10目に目標を下方修正し、翌26日は霞ケ浦ふ頭でマゴチとキビレを狙う。前日と同様にアンダーショットで探るが、小型のカサゴがヒットしただけで状況は上向かない。
それでも粘っていると微妙なアタリ。何かが掛かっているような、掛かっていないような…。回収してみると、小さなカサゴのようだ。
ところが、これがまさかのオオモンハタ。
キジハタではないかと何度も見直したが、どこから見てもオオモンハタだ。
熊野灘沿岸では定番の魚だが、まさか伊勢湾奥で?
このサイズが湾口から入ってきたとは考えにくいので、おそらく親もいるのだろう。ここ数年、釣れる魚種に大きな変化が見られる伊勢湾奥。この先どうなるのか、不安と期待が入り混じる不思議な気持ちになった。
その後、待望のマゴチもヒットしたが、抜き上げ時に水面でフックアウト。30cm級の小型だったが、これを最後にアタリは途絶え、悔やまれるバラシとなってしまった。
今回は残念ながら10目には届かなかったが、予想外のゲストも含め、多彩な魚種が楽しませてくれた。
これから寒くなればターゲットは根魚主体となるが、それでも五目は手堅いだろう。手軽に楽しめる伊勢湾奥のライトゲーム、みなさんも一度出かけてみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志/TSURINEWS編>
四日市市 霞ケ浦ふ頭