6月になり渓流はベストシーズンを迎えている。ここのところ管理釣り場への釣行が多かったので、気分転換に渓流に出かけることにした。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)
尺イワナを手中
支流に入ると多少魚の反応は良くなってきたように感じるが、相変わらずちょっといい魚はばれてしまうことが多い。フックポイントが鈍ったせいかと思い、シャープナーで研いだり、フック交換したりしているのにこの現象は続く。たまたま掛かりどころが悪いのだろう。
大物を期待していた最後の堰堤へと向かうこの日最後の高巻き。けっこうきつい。そしてようやくたどり着いたポイントは、堰堤下のプールが3分の2くらい埋まってしまっていてがっかり。苦労して登ってきたのに。
それでも小さくなった堰堤下の流れにミノーを躍らせると良型のチェイス!食い損ねて戻っていったがやる気満々だ。すぐに投げ直すとヒット!重い!「これは尺いっただろ」と一気に抜き上げて浅場で計測。30.5cm。ようやく尺イワナをキャッチできた。これが33匹目。このポイントではこの1匹だけだった。
反応がなくなり納竿
川を下っていく途中でも気になるポイントには歩きながらルアーを投げてみる。大場所では少し足を止めて数投。けっこう雑な釣り方だが、たまに釣れてくれる。
そして朝の1匹目を釣ったポイントにダートマジックを投入すると大型のチェイス!尺はある。何度もチェイスしてきたが、どうしても食わせられない。あるいは違う魚が食ってしまう。そうしているうちに反応しなくなってしまった。残念。
最終釣果&ヒットルアー
最終釣果は43匹。今回活躍したルアーは、ダートマジック、シュガーミノー50S、もののふ45S、もののふ50S、流芯53HW、メテオーラ45、エデン50Hなど。狙うポイントの水深や流れの強さで使い分けた。
帰る途中でクマに遭遇
釣りを終えて足早に林道を下っていく。釣りを終えたのが6時過ぎだったので、急がないと暗くなってしまう。しばらく歩いたところで、前方に林道を走って逃げていくクマを発見。前々から足跡を見かけたりしていたのでいることはわかっていたが、遭遇するのは初めて。逃げてくれてよかった。
私がクマ対策で行っていることは、クマ鈴をつけることで人間の存在に気づかせることと、雨が降っているときなど鈴の音が通りにくいときのためにホイッスルを持ち歩いていることくらい。
今回クマと出会った後には、林道が曲がりくねっているところではホイッスルを吹き鳴らしながら山を下りてきた。山ではクマのほかにもイノシシやカモシカ、サル、キツネ、ウサギなど様々な動物を見かけることがある。
渓流釣りをするときには、彼ら野生動物の生息域に足を踏み入れていることを忘れず、安全に楽しみたいものだ。
<杉本敏隆/TSURINEWSライター>
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