富山ではホタルイカの大量発生もあり、アカムツの釣果は一時的に下火。5月後半に入っても、まだ日によってムラがあるアカムツ釣りですが、ここORCAさんでは、新しい船に替わり、数日前には20匹も釣り上げた方がいました。そこで今回、調査釣行に挑むことに。前半こそ渋い時間が続きましたが、中盤から後半にかけてアカムツの活性が上がり、入れ食い状態に。結果、自分は13匹、Zさんは6匹の釣果を得ることができました。その様子をレポートしたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荒木清)
自分に待望の1尾
その時は突如としてやってきました。竿をあおり、ゆっくり落とし、水底に着きます。1.2.3.4.5秒と数えていた時に竿先に違和感。そっと30センチくらい竿を持ち上げ、ステイします。すると竿先が「ぐぅ~」と引き込まれます。
すかさず鋭い合わせをいれHIT。アカムツを上げる時は、いつもドキドキ(笑)。アカムツは口周りが柔らかく、アジみたいに注意が必要です。ハラハラしながら赤い綺麗な魚体が見えるのを待ちます。上がってきたのは、小型ですが、立派なアカムツでした。
ゼロテンションで連続HIT
アタリが無くなり、去年と同様の誘いを試すことにします。パターンとしては落として数秒待ち(ここで食ってくることも)、軽く底取りをした後にゼロテンションからのロングステイや、ゼロテンション~きき上げからの素早く底に落とし、リアクションバイトを誘う方法。これが見事ハマり連発。仕掛けには2匹のみ上の針、他はすべて下の針に掛かっています。
また、アカムツ以外にも、70cmのサゴシやムシガレイなども混ざりました。他のお客さんはタヌキメバルなどをヒットさせています。
船長の小ワザがさえわたる
特にこの日はゼロテンションとロングステイの組み合わせが威力を発揮しました。ロングステイの釣りは潮や風、そして船長の小ワザなどで、特に効果的になると自分は考えています。何故か…それは次回のアカムツの記事にてご紹介したいと思います。船長の小ワザは遊びに行って体験してみると良いと思います。
なんとツ抜けを達成
気づけば、後一匹で10匹!なんとしてもツ抜けはしたいです。気持ちを落ち着かせ、釣り続けますが、そういう時の1匹が長いです(笑)。そんな時こそ、平常心。
そんな時でした、ロングステイをしていると、竿先に違和感。少し竿を持ち上げると竿先を絞り込むアタリです。すかさず鋭い合わせを入れます。
重みが乗り、竿先をガツガツと叩く感じはまさにアカムツです。澄んだ海から泡を吐き、上がってきたのは350gの綺麗なアカムツ。嬉しくなり、「おっしゃ~!」と叫んでしまいます(笑)。船長も「良かったですね~!この時期、ツ抜けは凄いです。」と喜んでくださいます。船長の技術のおかげでもあります。