地磯にメバリング釣行へ出かけた筆者。濁りが入っていたこともあり、本命のメバルは残念ならが不発。かわりに良型のクロダイがプラグで連発した釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
クロダイというサカナ
堤防の王者とも呼ばれ釣り人から高い人気を得ているクロダイ。今から約20年前、筆者が小学生の頃にフカセ釣りを始めたころはチニングゲームというのはあまり浸透しておらず、クロダイ=ウキ釣りや投げ釣りで狙うサカナというイメージが強かった。当時は、警戒心が強くウキフカセ釣りで思うように釣れないクロダイに対し、なんて難しいサカナなんだろうと小学生なりに悩まされていた。
時は変わり現在ではルアーで手軽に狙える身近な大物として広まり、各社メーカーが専用道具を多くリリースする等チニングがブームになっているようでもある。
生態は雑食でなんでも食べる悪食で、昼夜どちらでも狙える。3-6月頃がノッコミシーズンとなるので、産卵に伴ってエサを多く食べるようになり釣りやすい時期となる。
地磯メバリング釣行へ
5/20(月)中潮(20:30頃満潮)。雨だったり北風が吹いたり、仕事だったりでご無沙汰であったが、久しぶりに釣りに行ける。風が無く穏やかな夜。平日だが、明日の睡眠時間と引き換えに下げ潮狙いで久々にメバルを探しに地磯に赴いた。
21:30頃、釣り場についてみると風は無いがほんのりのウネリがあるが釣りができないほどではない。ここ数日、雨は降っていないのに海はしっかり濁っていて、この時点でどうも雲行きが怪しい。メバルに濁りはあまりよろしくない上、月が煌々と輝いている。月が出ているのでクルクルバチでも抜けてやしないかと見てみたがそれも居ない。
速巻きにクロダイヒット
案の定、場所を移動しながらメバルを狙ってルアーを投げ込むが反応がない。こりゃ今日もメバルはダメそうだと言う事でロッドアクションを掛けたりしながらシーバスでもいやしないかと速巻きしていると重量感あるヒット。
ビィーーとドラグが引き出される。竿を叩く感じと、全然跳ねないのでクロダイと確信し、ゆっくりやりとり。40cm程の綺麗な魚体。
45cm頭に連発
先ほどのクロダイはルアーが潮で流され、下流側に流れ切って潮の抵抗が強く感じられる状態でヒットした。いわゆるルアーをダウンに入れている状態。その後も同様に下流側から巻いている時に連続ヒット。40cmの次は35cmクラスをキャッチし、3連発目は一番の引き。ラインが岩に擦れないように気を付けながら魚が走るときは走らせる。
ランディングに手間取ったが無事サイズアップの45cm。磯場にて0.4号ラインで相手するには少々苦しい相手なのでもう満足、と納竿した。
フロートタイプのプラグにヒット
今夜の魚はすべて同一のプラグにてヒットした。このポイントでは、昨年まではずっとフロートリグでメバルを狙っていた。しかしここ数年を思い返してみて、フロートリグ=つまりはワームでの釣りでクロダイがこんなにも頻繁にかかったことは無かった。クロダイがワームよりプラグに対して反応が良いということだろう。
これは今日だけに限った話ではなく、プラグ縛りの釣りを始めた今年に入って何度も、やたらクロダイが掛かるなということは良くあった。しかもフローティングプラグに反応がいい。チニングゲームではクロダイ=ボトムのイメージも強いが、特にナイトゲームの表層は意外と見逃しがちなホットゾーンだ。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>