高級・美味のマダコ。千葉県富津市（ふっつし）にある、みや川丸さんはタチウオを初め、アオリイカやシロギス、ショウサイフグなど多彩な魚が狙えます。その中でも、伝統釣法で狙う、マダコ釣りは特に人気で、4月の後半に開幕し、賑わいを見せます。開幕すぐに、大型キロアップが顔を見せ、好調果を記録しています。今回は自分も初挑戦のマダコの手釣り。不安半分、期待半分で調査も兼ね、釣行に行ってきたので、その時の模様をお伝えしたいと思います。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター荒木清）
荒木清
小学生前から親の影響で釣りを始め、ハゼやテナガエビ、フナから始まり今じゃあオフショアのマグロまで釣り好きで船舶免許も取り、暇さえあれば船やレンタルボートで大海原へ出ています。
大型が狙えるポイントへ
時間は後半戦になり、ポイント変更で大移動します。走る事、20分位で沖合に到着しますが、水深が10m位と浅いです。富津周辺は遠浅で、アサリなど潮干狩りが出来る場所もあります。
沖合のポイント（提供：TSURINEWSライター荒木清）その為、タコの餌となる貝類などが多いことから、美味しいマダコが育つ物だと思います。キロアップの大型を狙いましたが、タイムアップです。帰りにうっすらと浮かぶ富士山を見ながら帰港します。
最高の残念賞
残念ながら、同船したZさんや、Pさんも釣れなかったのですが、みや川丸さんの残念賞が驚きです。なんと！タコ（笑）。
残念賞はタコ（提供：TSURINEWSライター荒木清）Pさんは小型を1杯、Zさんは大型を半分。普通にスーパーで買ったら1000円以上する品物です。釣らなくてもタコが……、最高の残念賞に二人ともニヤニヤ（笑）。
今回のポイント＆注意点
ポイントとしては、みや川さんは、夫婦で経営されている船で、船長、奥さんと感じが良く、分からない事は1～10まで教えていただけます。お土産にはマダコを頂ける事や、根掛りの際に船長にお任せ出来る点など、初心者さんにも優しく丁寧、女性3000引きや男性には、500円割引カードなど魅力が豊富です。
注意点は、仕掛け等で船での規定が在る事と、根掛りの際、無理やり外そうとして、手をケガする方も。根掛りの際は十分に注意し、船長の言うことを聞いて、楽しい釣りをしたいです。
帰りには大アサリを購入
港から5分の場所にあるやまたいさん。近くには、富津海岸潮干狩り場も。アサリや貝類、塩辛に、海苔なども置いてあります。この日はアサリを買おうと見ると、白いザルに普通サイズ800円のアサリと、大型アサリ1000円が……（笑）しかも大サイズは、一回り位大きいです。
やまたい（提供：TSURINEWSライター荒木清）今回は大きい方のアサリを買い、図ってみるとなんと約5cm近いです。砂抜きの為、1日起きましたが、アサリは元気に潮吹きしていて、キッチンが凄いことに（笑）。タコと言い、アサリと言い、最高のお土産が出来たので、満足です。
大アサリ（提供：TSURINEWSライター荒木清）マダコと季節の山菜
野草・山菜とマダコの天麩羅（提供：TSURINEWSライター荒木清）皆さんは野草など、口にしたことはありますでしょうか？今回、初めて食べたのはギシギシと言う野草です。タデ科の多年草で結構見かけたことがあると思います。それがコチラです。
ギシギシ（提供：TSURINEWSライター荒木清）食べられる野草としても知られており、ぬめりのある若芽を採取して、食べられることが多いそうです。根は薬用で利用されることもあり、今回は若芽を採取し、天ぷらの材料として使い食べたのですが、これがまた美味しい。ぬめりは消えるものの、天ぷらに使うとサクサクしてほのかなクセはあります。そこがまた良い所です。
マダコの刺身（提供：TSURINEWSライター荒木清）かつお節などをふりかけ、お浸しなどでも食べましたが、これもまた美味です。食べる際は、ご本人の責任でお願いします（笑）。旬の物なので、また来年の春が楽しみです。
＜荒木清／TSURINEWSライター＞
