解禁直後の川原樋川で渓流ルアー釣り【奈良】アマゴとイワナに対面

解禁直後の川原樋川で渓流ルアー釣り【奈良】アマゴとイワナに対面

今年も待ちわびた川原樋川のアマゴ解禁がやってきた。奈良県野迫川村を流れる川原樋川は十津川水系の支流の一つで、解禁は例年4月初旬~8月末だ。他の河川より約1カ月遅いが渓流のルアーには丁度良い時期に解禁となっており、例年通り今年も年券を購入し、解禁日の翌日4月8日(月)に釣行した。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

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福岡崇史

1985年生まれの会社員。釣り好きが高じて大学・大学院で生物地理を研究。アジングやライトゲームが得意。

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渓流釣り 淡水の釣り

奈良県の川原樋川で渓流ルアー釣り

今年はスマホのアプリケーション「フィッシュパス」で購入。現地に行かずとも手元で入漁券をオンライン決済で購入できた。電子入漁券はどこでも買える事以外にケガをした時の保険も付帯している事が魅力であろう。また券を紛失する事も無いのが嬉しい。

解禁日当日は年券が使えない。解禁日の翌日4月8日(月)が、職場の休みと重なったので釣行日とした。当日は午前6時に自宅を出発してポイントを目指す。生憎の天気予報で午後からは雨予報となっていた。まぁ雨が降るまでに釣れたら……と薄い希望を持っての釣行である。最初のポイントは天然アマゴが多い放流がされていないエリアからスタートする事にした。

最上流部で今季初ヒット!

今年はウェーダーも新調して気合も十分。早速と入渓するも……。昨年より少し水位が少ない。渇水気味のようだ。

今回のタックルも例年同様、ダイワ・ピュアリスト53UL3に12ルビアス1003、エステル0.4号にナイロン0.6号のリーダーを40cm程組んだものをセッティング。まずはミノーをセレクト。

解禁直後の川原樋川で渓流ルアー釣り【奈良】アマゴとイワナに対面当日のタックル(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

入った先すぐの淵から撃っていく。基本は3投以内に食わせる事がセオリーだ。空振りが続くが、100m程進んだ所の淵で今季初ヒット!なかなか良型のアマゴだ。岸へ誘導してキャッチ。ヒットルアーはメテオーラだ。これはキープできるサイズだったので魚籠に入れる。

解禁直後の川原樋川で渓流ルアー釣り【奈良】アマゴとイワナに対面2024年の記念すべき1匹目はミノーでヒット(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

しかし、その後は追いがあるが食わない状況が続く。スローな展開が続くと感じスピナーにチェンジして広くゆっくりと釣る方法で探るとやっとこさヒット。長かった2匹目であったが、折り返しポイントに来た時点でまだ3匹であった。水温も思っている以上に上がっていないせいか厳しい出だしだった。

解禁直後の川原樋川で渓流ルアー釣り【奈良】アマゴとイワナに対面スピナーにヒットしたアマゴ(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

放流区間へ移動しイワナも登場

一度県道をホテルのせ川方向まで下る。流石に解禁日翌日であちこちに先行者が居る状況である。人が見当たらなかったキャンプ場近くのポイントに入る事にした。

最初の淵からアマゴが溜まっている姿が見える。こちらから見えているという事は魚からも見えているという事だが……。ダメ元でキャストしてトゥイッチを掛けてみるとチェイスがありヒット。さらにキャストすると連続でヒット。どうやらルアーをあまり見ていないようでスレておらず連続でヒットする。

解禁直後の川原樋川で渓流ルアー釣り【奈良】アマゴとイワナに対面放流エリアで釣れたアマゴ、天然に比べてパーマークが薄い(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

一つの淵を釣り終えて次の淵へと行くとまた連続でヒット。たまに反応が悪ければスピナーにチェンジして釣っていく。500m程遡った所ですでに20匹と好調であった。途中のせまい流れを撃って行くと急にミノーがひったくられた。

淵に入り込もうとする動きをロッドのパワーで何とかいなす。抜き上げて来たのはこの河川では定番のイワナであった。やはり過去に放流されたニッコウイワナ系の白点がある個体であった。

解禁直後の川原樋川で渓流ルアー釣り【奈良】アマゴとイワナに対面イワナがヒット(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

その後も大きな淵にはアマゴが放流されており、水温も上昇したせいか好反応が続いた。本流での釣りは午前中に十分楽しむ事が出来たので、午後からは支流に入って周辺河川の様子を見てみる事にした。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
川原樋川
管轄漁協:野迫川村漁業協同組合