2024年も春を迎え様々な釣りモノがシーズンインしていく中で私的イチオシなソウギョ釣りを開幕釣行とあわせて魅力を紹介していこう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)
ソウギョとは何者なのか
『大陸四天王』といわれる大陸原産の淡水大魚であり、私の執筆記事に良く登場するハクレン同様に食用目的で日本に持ち込まれ数十年前より利根川水系で定着してきた魚である。
草魚という名の通り草が大好物であるが実は雑食であり様々なモノを食べる。サイズ感も平均メーターオーバーでまさに淡水大魚釣りというジャンルに相応しいサカナである。
ソウギョ釣りの魅力
まずはソウギョ釣りの魅力を私的視点から紹介しよう。
メーター超え巨大魚が相手
私的にソウギョはメーターオーバーの巨大魚を釣るに最短の近道であると思う。日本で淡水大物釣りといえばアカメやビワコオオナマズなどの地域限定魚が出てくるかもしれないが関東圏在住の筆者にとっては厳しく、同じく大陸四天王であるレンギョは運の要素も当然あるが数釣りして確率をあげていった中でようやく辿り着けるレベルで簡単にはいかないのが現実である。
だがソウギョは私的に釣れればメーターオーバーという経験から比較的巨大魚釣り経験への1番の使い道であるといえる。
シーズンが長い
基本的に居る場所では年中狙えるサカナではあるが一般的に狙いやすい時期でいえば3月から11月の間となる。桜が咲き始める時期からエサを求めて川を徘徊しているのを見かけ水温が低下する12月までは狙える。特に5月から10月あたりは草をたくさん食べて太った重量的な大型も期待できるのだ。
費用がリーズナブル
ソウギョ釣りは基本的に剛のタックルであれば問題なく、岸際を狙うことが多い釣りであるため様々な釣りのタックルで代用できるのだ。
ウキ釣りやミャク釣りで狙いエサも釣場で調達できるアシや食パンで釣ることが可能である。だが剛のタックルについては現在私が使用している強度のタックルを下記に記してみよう。
ソウギョ釣りのタックル
ソウギョはエサを流して釣るか岸際の足元にエサを浮かべる釣りとなるため、障害物を避けられる程度の長さの竿なら問題なし。
例としてシーバスロッドでも磯竿でも投げ竿でも比較的強度もある竿ならば何でも良い。自己責任のレベルであるが強力なグラスのべ竿でも勝負になるので刺激が欲しい方には良いかもしれない。
リール
4000番クラス以上で問題なく勝負になるだろう。私は100m以上エサを流すこともあるのでラインを多く巻ける5000番や6000番を使用している。
ライン
私的にオススメは16lb~20lbが無難である。8lbクラスでも時間掛け勝利可能だが厳しい戦いになるので確実に勝利するならばある程度の強度は確保しておきたいものだ。
仕掛けについて
エサを足元に垂らすかエサを流すかで変わってくるが、基本的にエサを浮かせて釣る状況が多いのでウキを付けてエサを見せておく釣り方がオススメだ。ウキ釣りならエサを流すが草針釣りならアシに同化させて足元に垂らす釣りとなる。必要に応じてオモリを付けてエサを沈める場合もある。
エサ
オススメはパンだが反応しない個体も居るのでその場合は雑草やアシを使う。状況により樹木によるが花にも反応するので個体の動きをみてエサを変えるのも手だろう。
タモ
実は1番コレが重要かもしれないが、タモも剛のタモであることと大きさは最低でも70cm枠クラスかつ80cm程度の深さのモノが長く使うには必要である。強度が弱いと枠を曲げられてしまったり網が小さいと破られることもある。ハンドランディングの場合もウェーダーがあっても場所が限られてくるのでオススメはしない。リリース前提の釣りだからこそ大きいタモで掬ってあげて優しくリリースしてあげたい。