長良川水系での渓流ルアー釣りで27cm頭にイワナ30匹 35cm級大物ヒットもバラし

長良川水系での渓流ルアー釣りで27cm頭にイワナ30匹 35cm級大物ヒットもバラし

桜が咲き誇り、気温も上昇。いよいよ渓流釣りのベストシーズンが近づいてきた。「そろそろ出かけてみるか」と今シーズン初の渓流釣行を計画した。目的地は何年も通い続けている谷。渓魚たちは優しく出迎えてくれるのだろうか。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

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杉本敏隆

釣り歴約50年。管理釣り場のトラウト、渓流ルアー、エギングなど、1年中いろいろな釣りをしています。

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渓流釣り 淡水の釣り

お腹パンパンのイワナが登場

釣り上がって行くにつれだんだんと流れが細くなり、そこかしこに倒れている木の枝が邪魔になる。ポイントも狭くなり、近距離を正確に撃つ超接近戦となる。時には「こんなとこ無理だろ」と思えるようなところにも無理やりルアーをねじ込む。着水してワンアクションできればヒットチャンスはあるものだ。

長良川水系での渓流ルアー釣りで27cm頭にイワナ30匹 35cm級大物ヒットもバラし狭いポイントでもチャンスがある(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

どんどん釣り上がって行くと、お腹がパンパンに膨れたイワナをキャッチ。「何食ってるんだろ?」と思っていたら、消化されたカエルかサンショウウオと思われるものを吐き出した。食えるものは何でも食う。イワナの獰猛さを改めて感じる。

長良川水系での渓流ルアー釣りで27cm頭にイワナ30匹 35cm級大物ヒットもバラし腹パンのイワナ(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

もうこれ以上上流に魚はいないかなというところで引き返す。この時点で釣果は30匹。そのまま終了でも良かったが、「まだ時間あるな」と本流筋をさらに釣り上がってみることにする。数は十分釣ったので、狙いは大物だ。

尺イワナヒットも…

大場所だけを叩いてどんどん上流へと向かう。通い慣れている川だけに、いくつか大物が出そうなポイントが頭に浮かぶ。尺近い魚を2匹掛けたが、残念ながらどちらもばらしてしまった。

そして一番大物が出そうなポイントに到着。大きな岩の下がえぐれていて水深もあり、ルアーを引く距離もある程度とれる絶好のポイント。手前に横たわっている木の枝が少し邪魔だ。1投目、もののふ45Sを流れ込み付近へ、しかし反応はない。

「あれっ?いるよね」ともう1投。でも出ない。「それなら」と流れの緩い方へ投げてみると、太くてでかいイワナが出てきてヒット! 「35はあるぞ!」とドキドキ。ところがそいつは一気に手前に走り、邪魔だと思っていた木の枝の下をくぐって猛ダッシュ。大慌てで近寄って引きずり出そうとするが、魚に掛かっていなかったフックが木の枝にフッキングしてしまい、そいつが大暴れしたところでフックアウト。呆然。

長良川水系での渓流ルアー釣りで27cm頭にイワナ30匹 35cm級大物ヒットもバラし本流筋のポイントで大物ヒットもバラし(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

最終釣果は35匹

なんとか気を取り直し、尺イワナを求めてさらに釣り上がっていく。ところが期待していた大場所はかなり埋まってしまい、もはや大場所とは言えない規模になっていて残念。そこでは25cmを1匹のみ。その少し上流にあった2か所の大物ポイントでお仕舞いにしようと上流へ。1か所目で1匹。「さあ最終ポイント」と思ったらそこも埋まっていてお仕舞い。

最終釣果は35匹。歩いた歩数15000歩。車に戻る頃にはもうヘトヘト。次は新緑の頃がいいかな。山菜も取りたいし。

釣果に繋がったポイント

今回の釣行では、ルアーはある程度水深があればもののふ45S、浅いポイントや小さなポイントではレイチューンDP45RSをメインに使用した。他には流芯43HWやボトムノックスイマーも。

ルアーはその特徴をよく知ってうまく使ってやれば、実力を発揮してくれる。状況に合わせて使える得意なルアーをいくつか持っていれば、きっと魚は応えてくれる。自分がよく通う川に合わせて、切り札となるルアーを探してみよう。

長良川水系での渓流ルアー釣りで27cm頭にイワナ30匹 35cm級大物ヒットもバラし状況に応じたルアー選択で数を伸ばせた(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

 

<杉本敏隆/TSURINEWSライター>