沖釣り(船釣り)でたまに釣れるアカヤガラ。刺し身や鍋が代表的な料理だが、干しても美味い。今回は「アカヤガラの一夜干し」を紹介。朝ご飯のおかずとしてもおすすめだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
ヤガラの種類
九州地方のヤガラはアカヤガラとアオヤガラの2種類。アカヤガラは深場に多く、船からの泳がせ釣りやジギングなどで釣れる。いろんな料理ができるうえ、調理も簡単なところが嬉しい。一方、アオヤガラは浅い岩場にいるものの、磯釣りで釣れることは、ごく稀。味は水っぽく、あまり喜ばれない。
持ち帰り方
釣れたアカヤガラは胸ビレ辺りにナイフを入れ、折りたたむようにしてクーラーに収納する。口から胸ビレまでの背側は硬くて小さなトゲがあるため、ケガをしないよう注意。
下処理
持ち帰ったあとは下処理。まずは胸ビレをチェック。頭から順に2か所にあるので、2番目の少し下から包丁を入れ、頭と胴を切り離す。
次は尾っぽを切り、ワタを取れば下処理は完了。ちなみに頭と尾っぽは、茹でて「しゃぶりつく」ようにして食べると美味い。
大名おろし
下処理後は3枚におろす。細長くて丸い魚は大名おろしが簡単でラク。
干す
3枚におろしたら、食べやすい大きさにカット。皮を剥ぐバージョンと剥がないものの2種類作るといい。カット後は皿に並べ、軽く塩を振って干す。冷蔵庫内で行うとハエなどの害虫が寄らず、衛生的だ。干し時間は12~24時間。
干したあとはグリルなどで軽く焼けばできあがり。皮があるほうと、ない分を食べ比べてみよう。
<松田正記/TSURINEWSライター>