前回、前々回と記事でも執筆させていただいた2月、3月のレッドモンスターを求めての屋久島、種子島遠征。なかなか天候に恵まれず、なにより納得のいくサイズが出せずに悔しい思いだけが残り、何度も夢にもでてきてどうしても諦めきれず、4月初旬に今シーズン最後の望みをかけて種子島へリベンジに行ってきました。
（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター佐々木智成）
佐々木智成
山口県でアオリイカをメインに四季折々の釣りを楽しみながら活動しています。萩市にてナイトティップラン遊漁船の経営、インストラクターもしております。よろしくお願いいたします。
2日目は1kg超えアオリイカが連発
前日と同様、東の風向きだったため、種子島の西部エリアに入り、前日よりも北側にある堤防へとエントリーをしました。このポイントもフルキャストすると水深10m程あり、普段レッドモンスターが生息している30m以上の深場ラインが近く暗くなるとイカが捕食でさしてきやすいポイントで実績もあるポイントです。
前日の様子から夕まづめのタイミングを逃すと厳しいだろうなと感じていました。雨も降っていたこともあり、夕日も出ずに明確なゆうまづめはありませんでしたが18時半頃から徐々に辺りが薄暗くなり釣りをスタート。
1kg級アオリ連発（提供：TSURINEWSライター佐々木智成）正面にエギをキャストするとかなり右の方向へ流されるため、仮面シンカーの2gを装着し左にキャストして扇状に探るようにしてみました。仮面シンカーをつけてもかなり流されてしまうため、ロッドでラインを送り込むようにするとトン！とイカパンチがありすかさずあわせると1300gの良型のメスをゲットしました。そこからすぐに同じように流し込むと同じ所で1100gのオスをゲットしました。
その後潮止まりまで打つものの何もなく納竿となりました。
仮面シンカーについて
今回、使用した仮面シンカー。仮面シンカーは沈下速度を早くするだけではなく、向かい風の中で飛距離をアップさせたり、タイプSに装着して沈下姿勢を変えたりとさまざまな仕様用途があり、ひとつのエギでも釣りの幅を広げてくれます。
仮面シンカー（提供：TSURINEWSライター佐々木智成）タックルボックスに忍ばせておくことをオススメします。
更なるモンスターを求めて
なかなか努力の報われることが少ないこの釣り。天候、潮、運、タイミング、全てが揃わないと出会えないレッドモンスター。遠征に行くたびにたくさんの洗礼をうけ、雨がふったり、爆風だったりと空に向かって泣きながら文句を言ったこともあります。笑そんななかレッドモンスターを求めて5年、ようやく報われました。またまだ4kg、5kgの夢のサイズが釣れるエリアです。
良型モンスター浮上（提供：TSURINEWSライター佐々木智成）これからも私は挑戦し続けます。そして、少しでも私のレッドモンスターへの思いと熱意が伝わるととても嬉しいです。いつまでもこのようなポテンシャルを持ったエリアが残るようにゴミやマナーなども守っていきましょう。
＜佐々木智成／TSURINEWSライター＞
種子島
