今年はなかなか気温が上がらず、春の日和がなかった感じがする。4月に入ると、いきなり気温が上がってきた。釣り物も前週まではアマダイだったが、いきなりの暖かさで遠い場所にも出られるようになってきた。まだ時期は早いが中深海釣りに出かけるということで、早速予約を入れて4月6日、遠州新居港のわし丸で出船した。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕）
TSURINEWS編集部
わし丸でアラ釣り
陸上では桜が満開。ウキウキ気分で車を走らせる。日の出が早くなってきたので、かなり明るい状況で港に到着。早速準備を開始した。
200号のオモリを使うので、それに対応するサオを用意。大型の片テンビンに仕掛けは12号のハリスを使って自作したもの。ハリは18～20号のムツバリを使う。
集合したのは5人、じゃんけんで私は左舷トモに着座となった。船は午前6時すぎに港を離れて太平洋へ。少し風が残っているが、それでも快適に過ごして漁場に到着。途中ではマンボウがゆったりと泳いでいた。
釣り場の様子（提供：週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕）本命アラ2匹ゲット
イカの短冊をハリに刺して投入開始。テンビンをサオ先にぶら下げて合図を待ち、トモから順に仕掛けを落としていく。底に到着したら、オモリを底から離し、仕掛けが底を漂うイメージで流していく。根を攻める釣りなのでタナ取りは必須。
海底の潮がイマイチ流れていないようだ。かつ水色も暗い感じ。これでは底まで光が届かない。盛期であればカサゴ類がすぐに食ってくるが、今日はなんだかとてもアタリが遠い。小型のノドグロカサゴが釣れてくるが、まだ色もイマイチで元気がない。
3投目、グイグイという引きがあり、巻き上げを開始すると結構引いている。上がったのは小型のアラ。この大本命で本日は満足の気分だ。
船長は根を中心に攻めてくれる。底潮も少しは動くが、活性が低いのでどうしようもない。
1時間ほどしてサオ先がグイングインという引き。上げてくると、先ほどよりサイズアップのアラ2匹目で大満足。しばらく海域にサオが入っていない証拠だろう。
アラ2匹で大満足（提供：週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕）同船者には大型のオニカサゴ
船中でもサイズは別にしてアラのアタリが出て、なんと全員がアラをゲット。小アラの人もいるが、それでも貴重な種類だ。
根が荒いせいか正午までに3回も仕掛けを根掛かりさせてしまった。前方のTI氏は大型のオニカサゴを上げている。これも貴重な魚だ。
結局、午後1時の沖上がりまでにアラ3匹、ウッカリカサゴ2匹、ノドグロカサゴ7匹で終了した。まだまだ始まったばかりの中深海だが、今後に期待したい。
船中全員アラをゲット（提供：週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕）
＜週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕／TSURINEWS編＞
わし丸
出船場所：新居港
