テーマは「みんな大好き霞ヶ浦水系」。前日の午後にようやく新天地を見つけた吉田。翌日は同場所に入り西田との合同取材となった。釣れていたエリアだけに早々に竿が立ったが、西田一人だけが出遅れて……。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
西田一知氏が合流
明けて取材二日目となった3月15日(金)、前日の午後から竿を出した霞ヶ浦(西浦)の加茂エリアに6時着。天候は晴れで風は前日と同じく午後から南西5m予報。
「関口さん、今日はよろしくお願いします!」
東京の西の端っこからはるばるやって来たのはマルキユーインストラクターの西田一知。吉田の取材と同時進行で、当日は西田のページも取材する忙しい一日だった。
居ても立ってもいられず早着していた吉田がこう切りだす。
「昨日は6番消波ブロック周辺が釣れていましたが、朝のモジリだけ見ると8番周辺が目立ちます。どうしましょうか」
どうするもこうするも釣るのは貴方たちなんだし、好きなように決めていいよ。もはやエリアが決まっていれば記者の出番でもないだろうから。
「では8番の前周辺でやりましょう。西田さんもそれでいいですか?」
「任せるよ」
吉田は24尺でスタート
南から順に西田、吉田と並ぶ。竿は西田が21尺で吉田は何と24尺(笑)。
またずいぶんと長い竿を出したね。
「昨日、7番周辺で入れパクを演じていた常連がおそらく24尺竿だったので、どうしても振ってみたくて。よろしいでしょうか?」
「いいも何も並びに誰もいないんだし問題はないよ。好きなようにやって(笑)」
記者も前日とは気合の入りようが違う。何せ2人分の写真を撮らなくてはならず忙しい日になりそうだった。
総じて足場は最高にいい霞ヶ浦水系。ここも足元は水平護岸なのでやろうと思えば釣り台ベタ置きでもいける。準備に手間が掛からず、エサを作ってすぐにエサ打ちを始められる。しかも流れを想定して端っからドボン釣りなので底ダテに時間を取られることもない。
吉田も西田もオモリの形状と重さこそ若干異なるが外通しスタイル。ただし、エサは吉田が両グルテンなのに対し、西田はグルテンセットでスタートした。
開始早々から竿が立つ
7時前、皆が一斉にエサ打ち開始。ところが主役2人を差しおいて、最初にヒットしたのは竿19尺といちばん短い竿を振っていた記者だった。いきなり40cmクラスが釣れて、その後もアタリがありパタパタと同サイズ3枚をゲット。まだアタリがない2人に対して「何とかの長竿だろう」などと冷やかしの言葉を浴びせる(笑)。
ところが8時30分を過ぎると吉田の竿が立ち始め、あれよあれよと枚数が増えていった。
「昨日はあれほど苦労したのに、今日はすでにオデコ脱出です。野釣りはいる所でやれば釣れるんですよね」
だよね。魚さえいれば難しいことはとくに何もない。まあそこから数を伸ばすのは技術の差が出るんだろうけどね。
だがここで一人取り残されたのが西田だった。竿は曲がるもののアメリカナマズやコイなど本命以外の魚ばかり。やはりバラケを打っていたことが仇になったか。
「場所やタイミングにもよると思うんですけど、今日に限ってはバラケは打たないほうがいいみたいですね。もう少し様子を見てダメなら両グルテンに切り替えてみますよ」
なおこれまでのエサは吉田が野釣りグルテンとグルテン四季のブレンドエサ。記者も似たようなもので、西田がダンゴの底釣り芯華+ペレ底&野釣りグルテンダントツ+わたグルだった。
次回も「みんな大好き霞ヶ浦水系」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>
霞ヶ浦・加茂エリア