3月20日、三重県鳥羽市答志沖のメバル釣りに行った。天気図では、昼ごろから台風並みの風が吹く予想が出ていた。危険はいけないが、なんとか出られないかと船長に相談した結果、少し早く出港し、あとは様子見で早上がりということで決定した。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・酒井栄治）
TSURINEWS編集部
答志沖でメバル釣行
「メバルはナギを釣れ」という言葉もあるが、どうなるか。最近は天候の都合で中止ばかり。たまにはメバルの顔が見たいなどと車中で話しながら、津市内を通らず行ける新しく開通したバイパスを使い、午前6時に三重県鳥羽の赤崎岸壁に到着した。
支度をしていると、気温は8度、無風で暖かい。カイロは車に。こんないい釣り日和はない。いつ風が吹きだすかなどと思っていると、午前6時30分ごろに船が来た。
早速5人の荷物を積み込み出船。私の釣り座は右舷の大ドモ。サオ受けをセットする。サオ2.7m、ミチイトPEライン1号、ハリス1号、7本バリ仕掛け、オモリ60号。エサは生きイサザだ。
25cmオーバー含め多点掛け
10分ほどで桃取水道に到着すると、船長から「水深30m、やって」とアナウンスが入った。仕掛けを投入し、底をたたかないようにゆっくり着底させ、2mほど上げて待つ。
すぐにアタリがあり、追い食いを狙ってゆっくり巻き上げると次々にアタリがある。かなり重くなり十分楽しい。期待して巻き上げると、パーフェクトではないが型ぞろいで6連。幸先がいい。
喜んでいると、ミヨシの半田市の新美さん（82歳）がパーフェクトの8重連達成。大急ぎで写真を撮りに行く。
絶好調の新美さんパーフェクト8連（提供：週刊つりニュース中部版APC・酒井栄治）荒れても追い食い良好
今だと大急ぎで投入するが、今度は誰にもアタらない。穏やか過ぎるのか。船長にどうしてかと聞くと、魚影が沈んで消えたとか。移動せずそのまま15分ほど粘っていると、単発だがまたアタるようになった。
型がいいので今のうちに釣らなければと思うが、突然の強風、雨まで降りだした。まだ1時間もたっていないのに。
大きく移動しないで続けていると、また釣れだした。新美さんは特に好調だ。だが上げた後が大変。風が非常に強いため、いろいろとやりにくい。船は前後に振られ、右舷3人が三つどもえでオマツリが多発した。
けれど仕掛けを上げると一度に15匹以上掛かっていることもある。荒れているのにどうしてこんなに追い食いしてくるの不思議だ（ありがたいことだが）。仕掛けを新たにセットしようとすると、風でサオに絡みつき焦ることこの上なし。左舷の人たちは絶えず波しぶきが掛かり大変だ。
風が収まらないため坂手島の港付近に移動する。ここでもボツボツと型ぞろいでメバルを釣り上げていく。27cmも交じって釣れ続き、昼少し前にもう十分と終了した。
27cm含めて良型がそろった（提供：週刊つりニュース中部版APC・酒井栄治）当日の釣果
サオ頭は新美さんで40匹ほど。私は30匹。荒れていても釣れるときは釣れるということが分かった楽しい釣りだった。
当日の釣果（提供：週刊つりニュース中部版APC・酒井栄治）ところが、帰りは湾岸高速道路のトリトンが風のため閉鎖され、国道23号線が大渋滞。昔通った名四国道を倍の時間をかけて帰宅した。これもいい経験か。
＜週刊つりニュース中部版APC・酒井栄治／TSURINEWS編＞
鳥羽市赤崎岸壁
