海水温は12~14℃程とメバル釣りにはもう一声欲しい状況だが、メバリング釣行に出かけた筆者。ボウズも覚悟だったが、渾身の遠投で見事に26cmのメバルと対面できた釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
初春のメバル
この記事を書いている3/19では、日本海側の福岡県東部の海水温は12~14℃程だ。メバルの適水温に差し掛かっているとはいえまだ2月の水温を引きずっている感があり、イマイチ釣果を出せずにいた。メバル釣りにおいて水温だけが釣果を測るものさしにはならないが、自分の腕とスタイルでは子メバルすら釣れないような日も多くベイトっけというか生命感に乏しい感じだ。
4月になると例年通りであれば日本海側の福岡県東部も海水温が15℃を超えてくるので、いつかくるメバルチャンスをいまかいまか、と釣り場に通っている。実際はメバルがまったく居ないわけではないだろうが、渋いメバルを腕が足りず食わせ切れていないのが正解だろう。恐らくこの記事が公開される4月になればメバルの適水温に差し掛かり割とメバルの釣りやすい状態になっているはずだ。
外道は元気だが本命は不在
日本海側の釣り場は総じて北風に弱い。というか西風も東風もウネリで選択肢を大きく削られるので、気持ちよくメバル釣りができるのは南の微風か沖が荒れていない無風の時である。特定の釣り場にこだわって通う場合はかなり釣りに行ける日が限られる。3/11~3/17の週は風が穏やかで比較的釣りやすい日があったので連日出撃していた。
贅沢な悩みではあるが、外道のシーバス、クロダイは掛かるがメバルがとんと現れない。これらが釣れるのであれば間違いなく餌となるベイトはいるのだろうがメバルは釣れない。
上げ潮や下げ潮のタイミングを変えたりもしてみたがやはりシーバスが食ってくる。ボウズではないが悶々とした日々が続いていた。メバルが釣りたいのである。
荒れ模様の中の遠投ゲーム
ロッド:TULALA Groovy70s
リール:ルビアスLT2500
ライン:0.4号 PEライン+フロロカーボンラインの2.0号リーダー
3/18(月)小潮15時頃満潮。この日は昼過ぎまで西風が吹いていたが、夜になるにつれ風が止んでくる予報。うねりがおさまっていることを祈りながら21時頃に釣り場にエントリー。風は無いがうねりは割と大きめで、迷ったが一応ポイントには入ってみた。足元までうねりが押し寄せ白波が立つ。手前側はガチャガチャで、浮遊ごみも多いので遠投するほかない。
扇状に投げ分けるが特に反応はなく、海の状況もよろしくないので半ば諦めかけていた所にカツーンとバイトがあった。乗らないながらも一気に臨戦態勢に入る。2投目もアタリはあったが乗らない。4投目でようやく掛かった。
バスデイS.P.M75のフル遠投先で掛けた貴重な一匹。小ぶりだがプラグでようやく出会えたメバルにテンションが上がる。その後もS.P.M75に乗らないバイトが数回あったが沈黙してしまった。ルアーを変更しようにもバイトゾーンが遠く、メバルルアーの中ではかなり重いS.P.M75の7gでやっと届く距離だ。そこまで飛ぶルアーとなると選択肢がかなり限られる。