私が住む岐阜県郡上市では、ようやく梅の花が満開になろうとしている。ようやく春が訪れるかと思いきや、2月後半から寒の戻りで冬に逆戻り。3月4日は再び雪化粧の中で釣った。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
長良川本流で渓流アマゴ釣り
この日は前日から雪が降り、上流部の高鷲地区では雪が積もっていた。こんな日にわざわざ雪が多い上流部に来たのには訳がある。雪が降る数日前に高鷲地区の本流で本流アマゴが釣れたから。短時間の釣りだったが、23cm頭に9匹のアマゴに出会えた。雪が降って気温、水温ともに下がっているが、顔が見られたらそれで良いと、本流ザオを振ることにした。
午前10時半すぎ、雪を踏みしめながら川へ出る。川の水は凍り水のように冷たく、釣れるか不安になる。サオは7m、水中イトはフロロカーボンライン0.175号、ハリは忍ヤマメ5号、エサはキンパク、ヒラタを用意してきた。
いきなり31cm尺イワナ登場
まずはキンパクで石裏を探る。いればモゾモゾと触ってくるはずだ。1投目からモゾモゾっと触ってきた。食いが渋いので遅アワセでアワせると確かな重量感。サオを絞るが浮いてこない。掛かった魚は岩の下に潜ろうとする。イワナだ。
サオを絞り岩の下から引きずり出し、そのまま下流の淵に落とし込んだ。イワナは下流へ上流へと走る。息を吸わせて弱らせ、寄ってきたところをタモですくい込む。タモに横たわったのは尺超えのイワナだ。あとで計測すると31cmあった。
1投目から尺イワナが釣れたので、このまま入れ食いかと思いきや、この後はアタリのアの字もなく、午前中はイワナ1匹で終わった。
本流アマゴ顔見せ
午後からは白鳥地区の本流へ移動する。なんとかアマゴの顔が見たい。昼食後の午後1時から釣りを再開。天気は良くなり気温が上がってきたが風が吹いてきた。
石裏を重点的に探るが、なかなかアタリが出ない。それでも信じて丹念に探っていくと、ようやくモゾモゾとしたアタリ。しっかり食い込ませてからアワせる。抜いて飛んできたのは18cmほどの本流アマゴだ。
この後も石裏でたまに釣れる。サイズは16~20cmといったところ。瀬の速い流れはどうだろう。駄目もとで探ると18cmほどがヒット。徐々に活性が上がってきている。