週末ごとの荒天で日本海へのブリ釣行はもう諦め、3月上旬にライトゲームを楽しみに三重県四日市市の四日市港方面へ出かけてみた。今回は最近はやりつつある、クランクベイトで根魚を狙ってみた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)
四日市港でルアー根魚釣り
クランクベイトで根魚を狙っている動画を見て、何となく使用するルアーや誘い方は分かっていたものの、根魚専用のクランクベイトは用意せずタックルボックスの肥やしとなっていたエリアトラウト用のクランクベイトを引っ張り出した。
タケノコメバル20cmヒット
満潮からの下げで、敷石絡みのシャローを中心に、まずはスミスのカミオンDRから使用して狙ってみた。
10数年ぶりに使用するのでハリは少しさびていたが、気にせず1投目。敷石奥にキャストし、水深1mほどの敷石上を巻いてきたが、ボトムノックの感覚は感じ取れなかった。底取りできていないと根魚はヒットしてこないと思い、もう少し浅場を狙ってみた。
今度は底取りでき、敷石のゴツゴツした感じを感じることができた。大きな敷石周りや障害物周りを探ってみたが、アタリはなくリトリーブ速度を変えたり、ストップ&ゴーを試したりしてみたが、反応はなかった。
集中力もなくなりかけメバル用に持ってきたプラグに変更しようか迷っていると、突然アタリがきた。ひったくるようなアタリで、なんとなくブラックバスのアタリに似ているような感じだ。ジグヘッドで狙う根魚のアタリとは全く異なっていた。
ゴンゴンという根魚特有の引きを味わい上がってきたのは、20cm超のタケノコメバルだった。
諦めかけていた時のアタリと、初めてクランクベイトで釣った喜びでドーパミンがマックスとなり、思わず独り言をブツブツ言ってしまった。
カサゴにムラソイをキャッチ
1匹釣れると何となく釣り方が分かったような気になり、集中力も再燃焼。やはり2匹目もアタリは突然きた。途中根に入られそうになりながらも、上がってきたのはカサゴだった。
そこからポツポツとヒットするようになり、カサゴばかり5匹ほど釣れたところで、ムラソイも釣れないかとしつこくポイントを狙ってみた。すると最後にやっとムラソイを仕留めることができた。
クランクベイトを使った感想
今回初めてクランクベイトで根魚を狙ってみたが、思っていたより根掛かりはなくルアーをロストすることはなかった。またアタリもガツンとしたものが多く、楽しむことができた。
普段ジグヘッドでたたきつぶしているであろうポイントも、クランクベイトで狙うことで、ジグヘッドにスレた魚を仕留めることができたように思われた。
ただプラグに付いているフックはトレブルフックがメインであり、今回エラに刺さり出血している魚や眼球周辺に刺さってしまった魚もおり、魚に与えるダメージも大きくなる。リリース前提であればバーブレスフックを使用したい。
また手持ちのエリアクランクでも気楽に狙えると分かったので、ルアーを補充したり専用ルアーでも挑戦してみたい。
<週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑/TSURINEWS編>
四日市港