昨年末から愛知県碧南市の碧南釣り広場で、カタボシイワシとコノシロがコンスタントに釣れていたようだが、なかなか釣りに出かけることができないまま2月に入ってしまった。2月12日も午前10時から予定が入っていたが、何とか都合を付けて午前6時半から8時半までの2時間限定で釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山本嘉弘)
碧南釣り広場でサビキ釣り
午前5時に釣り広場の駐車場に到着。雨が降っていたので、雨ガッパを着て放水路へ向かった。2号放水路中央付近外側に釣り座を構えた。
この日のタックルは、4m1号の磯ザオに中型スピニングリールをセット。仕掛けはママカリサビキのミキイト1.5号、ハリス0.8号、ハリ4号にナス型オモリ6号を使用した。
夜明けまでアタリはないと思いながら、アンダースローで届く範囲までチョイ投げしてから、置きザオにしてアタリを待った。雨も一時的のようですぐにやんだが、沖から冷たい風が吹いて肌寒い。
カタボシイワシとは
カタボシイワシは南日本から南方で生息するニシン型のイワシで、まだ私は見たことがない魚だ。温暖化の影響で生息域が北上して、碧南釣り広場でも釣れるようになったようだ。しかし2月に入ってからはピークも過ぎて、パラパラ釣れている感じらしい。
東の空が明るくなりかけた午前6時半ごろ、左隣の人が20cmぐらいのシルバー系の魚を釣り上げた。そろそろ時合いがきたようだ。その直後に私にも何かヒットした。リールを巻き始めるとよい引きをする。
10mほど沖でキラキラ光る魚体が見えた。引き抜けるくらいまでリールを巻いて、サオを立てて引き抜いた。22cmの丸々としたシルバー系の魚体で、これがカタボシイワシのようだ。見た目はサッパのようにも見えるが、丸々とした感じはニシンによく似ている。
本命を手中
次もアタリのあった沖のポイントへチョイ投げした。チョンチョンと誘いを入れながらアタリを待つと、ミチイトが引っ張られてヒットした。先ほどと同じくらいいい引きをして、同サイズのカタボシイワシを取り込んだ。これでヒットするポイントとパターンが分かった。
周囲でもカタボシイワシが釣れているのが見えるので、時合いを逃さないように同じポイントめがけてチョイ投げする。
投げ釣りは禁止
この碧南釣り広場の放水路では内側でも釣り人がいるので、キャスト時の事故防止のために投げ釣りが禁止されている。竿を振りかぶるオーバーヘッドではなく、アンダーキャストで届く範囲で釣りを楽しむのがルールだ。