堤防ルアー釣り愛好家が【釣り場で思わず叫んだ出来事4選】一喜一憂こそ釣りの魅力

堤防ルアー釣り愛好家が【釣り場で思わず叫んだ出来事4選】一喜一憂こそ釣りの魅力

釣りは嘆きの趣味だ。魚をバラシたとき、アクシデントに見舞われたとき……とにかく「ああ」「おお!」と嘆く。独りでも、複数人でも、かなり声が出てしまう。筆者は特に失敗が多い者なので、しきりに嘆き、時に絶叫している。そんなお話をいくつか紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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釣り中の嘆き、怒り、涙

釣りと嘆きと怒りと涙……さすがに本当に涙を流したことまではない気がするけど、すっごく悲しい思いとか、びっくりしたり、危険な思いをすることもある。

堤防ルアー釣り愛好家が【釣り場で思わず叫んだ出来事4選】一喜一憂こそ釣りの魅力喜びだけではない釣りの世界(提供:TSURINEWSライター井上海生)

釣行中の感情の起伏。特にあるのが釣っているときの「悔しさからくる嘆き」で、これは喜怒哀楽でいえば「怒・哀」に入るものだ。釣り好きならば、魚をバラシたという毎回あるようなこと以外でも、何かと経験があるはず。

筆者が声を出して叫んだ思い出

筆者が思わず嘆き、あるいは怒り、涙しかけた出来事を、4つ紹介したい。

「釣ろうとした直前に竿を折る」

これもどうやら世に多い出来事ではないかと思うのだが、どういうわけか、釣りをしようとする本当に直前に竿を折ることがある。私は二度経験があり、一度目はアジングをしようとタックルを準備して立ち上がりかけた瞬間に転倒して竿先を折った。

二度目は、釣り場に着いて車から竿を下ろそうとしたら、竿が根本から折れた。新品の竿だった。どうやらこれは初期不良だったらしい……。

堤防ルアー釣り愛好家が【釣り場で思わず叫んだ出来事4選】一喜一憂こそ釣りの魅力折れても釣れることもある……(提供:TSURINEWSライター井上海生)

「竿が折れてくれたおかげで、何か大きなトラブルに巻き込まれずに済んだと思った方がいいんじゃないですか?」と接骨院の先生に言われたことがあるが、私はその種の神秘主義に懐疑的である。事実、アジングロッドは折れた状態でもその日はかなり釣れた。

「居着きの大物を3釣行連続でばらす」

これまた、あるある。「居着きの大物」との決着は、なかなかつかないものだ。まったく同じ場所で食ってくるシーバス、そしてメバル。数年前、そのシーバスとは数年越しに決着がついたが、昨年発見した最大級のメバルには、三連続バラシを食らっている。

膝からその場にくずおれて、オーマイゴッドという思い。ああ、釣りの神様よ。

「横入りでトラブル」

ちょくちょくあるのだが、「釣りディスタンス」ともいうべき適切な距離が保てない釣り人がいる。昨夏は、時合いの3時間前から頑張って場所取りしていた泉南の釣り場から、横入りすら超えて、ほとんど後ろから仕掛けを投げられるという、これはもうこう言っていいだろう、驚くべき「被害」に遭った。

人間、こういうときくらい怒り狂ってもいいのではないかと思うが……なんとなくみんなが優しい時代になっているから、私も抜きかけた矛を収めざるをえない。

「大怪我3事件」

なんだか「怪我自慢」「不幸自慢」というのも愚かしいが、私のそれは軽く一般的なレベルを超えているのでいいだろう。まず、釣りの帰りにまったく自分に責のない交通事故で命を落としかける。

堤防ルアー釣り愛好家が【釣り場で思わず叫んだ出来事4選】一喜一憂こそ釣りの魅力突然の釣り場の工事などに注意を(提供:TSURINEWSライター井上海生)

自転車に轢かれて鬼捻挫し、逃げられる。なじみの釣り場に突然置かれていたでっかい丸太ん棒にけつまずいて竿を折り剥離骨折する……。

大きい魚に声が出る!

むろん、上のような「ちくしょう」「オーマイゴッド」「オーノウ!」みたいな不幸せなことだけでなく、喜びのあまり声が出ることもある。やはりそれは、驚くほどでかい魚を釣り上げたときだ。

堤防ルアー釣り愛好家が【釣り場で思わず叫んだ出来事4選】一喜一憂こそ釣りの魅力でかい魚に惚れ惚れして声が……(提供:TSURINEWSライター井上海生)

釣り人はやたらはしゃぐもので、先日、釣り◎かさんでもショアから53cmという驚異の日本記録アジを釣っていて、すごい盛り上がり方をしていた。私は独り釣りなのであそこまで盛り上がらないが、しみじみ、「ああ、おお……」と嘆息することもある。

釣りは勝負の世界だ

釣り中に声が思わず出てしまうのは、やはり釣りが「勝負の世界」だからではないだろうか?釣りには勝ち負けがはっきりとある。釣れれば勝ちで、釣れなければ負けだ。負けて痛恨の悔しさ。勝って随喜の叫び。これだけ一喜一憂の激しい趣味が、他にあるだろうか?

<井上海生/TSURINEWSライター>