清水港でクロダイ狙いフカセ釣り
例年、2月にノッコミ先行隊の群れが回遊するタイミングがあり、運良く回遊に当たれば数と型の両方が狙えるチャンスです。浅場へ向かう準備中の魚を狙うため深場のポイントが有利で、どの魚も産卵に向けて食い気が立っています。
日ムラがあるため釣れる日と釣れない日で釣果の差が大きいのは難点ですが、群れに当たれば入れ食い状態になることも。今年も先行隊の群れが回遊し始めた様子で、数日前の釣行では短時間で7枚の本命をキャッチしておりこの日も期待十分です。
釣り場に到着したのは10時半。早く釣りをしたい気持ちを抑えながらゆっくりコマセとタックルを準備します。コマセ作りと仕掛けの準備中に集中力を高めるのが筆者のルーティーンです。当日は穏やかな天候で風もなく釣り日和。途中で満潮の潮止まりがあるため、潮が動き出すタイミングが狙い目となりそうです。
当日のタックル
ロッド:銀狼唯牙04-53
リール:銀狼LBQD
ウキ:00、u/0 ※全遊動
道糸:PurpleEyes1.5号
ハリス:LEVEL1.5号 2ヒロ
針:チヌ針3号
オモリ:G7×2をハリスに段打ち=G4相当
さしエサ
生オキアミ
加工オキアミ
コーン
ネリエ(イエロー)
釣行開始
直近の釣行では中層狙いが好調で、この日も岸壁際と中層狙いを主軸に釣りをします。しかし、釣り開始直後は二枚潮がきつい状況で00ウキを選択。確実に底潮を捉えるのを最優先に考え、潮変わりまでしばらくの辛抱です。
数投オキアミで中層を探るも反応無し。駆け上がり周辺の底を狙いますが、時折フグかベラらしき魚にオキアミを取られる程度で厳しい状況です。流れも前後左右とふらつき落ち着きませんが、潮止まりの時間を迎えるとようやく釣りやすい流れに変化しました。
41cmのクロダイを手中
13時半頃に下げ潮に変わりました。ここでウキを00からu/0に変更し岸壁際と中層に狙いを絞ります。
0号と00号の中間浮力相当のu/0や0シブは際狙いや中層狙いにおすすめの号数で、仕掛けを立て気味にする場合に使いやすいのが特徴です。
ネリエを試すと狙い通り中層で鋭いアタリを捉え、この日最初となる41cmの本命をキャッチ。足元の空洞に潜られそうになりスリリングなやり取りとなりましたが、道糸とハリスを信じて無理に引きずり出そうとしないのがポイントです。